部屋の真ん中で立ちつくす

ただ呆然と、つい先刻までの会話の余韻にうっとりと浸って

本当は冗談なのかもしれない

でも……あの声音は偽りではないと言い切れる

私の勘が、そう告げているから

外の音は耳に入らず、未だ高鳴る鼓動だけは頭に響く

反芻される、彼の言葉

頬だけじゃない、全身が熱を帯びて火照り始めている

湯冷めさせたばかりなのにこれじゃあ意味がなかった

眠りにつくのは遅くなりそうだけど、いい夢見れそう

何故ここまで私の気分が上気しているのか?

それは30分前まで遡る

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Rhapsody〜 Dream 〜

綴れ!愛の織り成す希望

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うーん、自然の風は気持ちいいねぇ」

 

窓を開けて、入って来る風が私の身体を撫でる

髪もだいぶ乾いてきたかな

こういう時ってビールをクィッといきたいもの

家ではそんなに飲まない方だけど、気分の問題ね

明日は休みだし別にいいかな………うちにビール置いてあったっけ?

確かなかったような気がするよ

買いに行ってまで飲みたい訳でもないからいいか

コンコンコン

 

「お姉ちゃん、電話」

 

ノックの音がして、廊下から我が妹、香里の声がした

電話?秋ちゃんからかな?

何か用事でも約束して………ないよね

ドアを開けて香里ちゃんから受話器を受け取る

うちの電話は最新式――――ってわけじゃないけど、コードレスだから自室で話せるんだ

便利だよね〜―――何を話すかだって?

もうっ。“可愛い乙女”にそんな事聞いちゃ、ダ・メ・よ♪

とにかく相手を待たせるのも悪いから早く出よっと

そう言えば香里ちゃんの表情、何時に増して険しかった気が

どうしてだろう……?まっ、気にする必要ないね

相手は秋ちゃんだと決め付けた私は本当の相手の正体を知って驚くのだった

 

「もしもし?」

「もしもし、祐一ですけど。あので「祐ちゃんっ!?!?」……ッ!耳がぁ…っ!!」

 

そう、私の大好きな祐ちゃんこと、相沢祐一だった

どれくらい好きかって言うと――――三大珍味よりも遥かにラブ

祐ちゃんからの電話

たったそれだけで私の胸は高鳴る

無意識のうちに受話器を握る手に力が入っちゃう

 

「〜っ!いきなり大声で叫ばないで下さいよ」

「ご、ごめんねぇ。それで、どったの?」

「明日って希織さんの誕生日ですよね?だから明日、予定がなければ一緒に出かけませんか?」

 

今……何て言った…?

希織さんの誕生日って言ったよね

覚えてて…くれたんだぁ

小さい頃、1回しか言ってないのに、祐ちゃんはちゃんと覚えててくれたんだ

ここで飛び跳ねたいぐらいに嬉しいな

自分の好きな人に大切な日を覚えてもらっているんだから

 

「あの……既に予定とか入っちゃったりしてます?」

「ううんっ、ぞんなことないよ!全然オッケーだよっ」

「よかった。断られたらどうしようかと思いましたよ」

 

大丈夫。絶対に断らない、断るはずがない

どんな用事があっても祐ちゃんのデートに行っちゃうからね

 

「じゃあ明日の1時に迎えに行きますね」

「うん、分かった」

「また明日。おやすみなさい」

 

あっ……電話…切れちゃった

もっとお話したかったのに

けど祐ちゃんとデートするんだからその時にいっぱい話せばいいよね

デートかぁ……。うぅ…意識するとドキドキしてきちゃった

 

「異性と出かけるなんて家族以外ないしねぇ」

 

私は祐ちゃん一筋だから他の男なんて興味ないもんっ

祐ちゃん撃墜計画は後で練るとして、受話器を戻しに行こう

階段を降りて充電器に置くとリビングから香里ちゃんが登場

 

「ねぇ……何を話してたの?」

 

さっきと顔が変わってないから不気味で恐い

しかも眉間の皺と共に威圧がどんどん増してる

これじゃあ妖怪も裸足で逃げたくなるよ

香里ちゃんもこれが原因で私より年上に見られるってこと、早く気付けばいいのに

つまり遠回しに私が若々しい、プリティってことだよね〜

 

「早く答えなさい」

 

既に命令形になってるし

今にも髪がうねうね動き出しそう……想像しただけで背筋がぞっとしちゃう

このまま黙ってると本当に怒っちゃうからな〜

正直に話すべきだね

 

「祐ちゃんがね。デートに誘ってくれたの♪」

 

おっ。香里ちゃんがそのまま固まった

香里ちゃんも祐ちゃんの事好きだから、すごいショックみたいだね

再起動する前にさっさと逃げよう

 

「ちょっ、ちょっと!どういうことなのよっ!!」

 

あれ?もう復活しちゃった

こうなると落ち着くまで時間に任せるしかないか

 

「言葉通りだよん♪」

 

香里ちゃんの決め台詞(?)を言い残し、駆け足で自室に滑り込む

後からドタドタと騒がしい足音が続く

ドアが開かないように鍵を閉めれば……

ガチャガチャ――ガチャガチャガチャガチャガチャ!!!

ドンドンドンドンッ!!

 

「お姉ちゃん、しっかり説明しなさい!!」

 

も〜うるさいなぁ

そんなに怒らなくたっていいじゃない

怒りっぽいと祐ちゃんに嫌われちゃうぞ

 

「私はもう寝るからね。おやすみ〜」

 

そう言って電気を消す

隙間から光が漏れちゃうし………香里ちゃんがそこまで見るとは思わないけど

その証拠にもう部屋に戻ったみたい

ドアを開けて香里ちゃんがいなくなったのを確認してからまた電気を点ける

そして冒頭に戻るんだ

まさか祐ちゃんがデートに誘ってくれるとは思わなかった

希織ちん、びっくり―――私こんなキャラじゃないね

昔から乙女心を分かってないからデートとか女性の付き合いには疎いと思ってたんだけど

ずっと友達としてしか見てなかったからだよ、きっと

明日も何時もと変わらない

私の誕生日だからデートの約束をしてくれただけだもん

 

「ふぅ…」

 

ベットに倒れ込み、天井を見上げる

 

「私の気持ち……何時になったら気付いてくれるんだろう…」

 

まだ先だよね、長い道のりを想像しながら私は眠りの世界へ沈んだ

 

 

 

 

 

 

 

 

服はどれにしよっかな?

画面の前の皆、おはよう♪

――――何か電波をキャッチしちゃった

そんなのより服を選ばなくっちゃ

控えめな水色のシャツ、情熱的なワインレッドのドレスっぽい1枚の服、魅惑の紫のワイシャツ

祐ちゃんの好みって分からないから選ぶのに時間かかっちゃうよ〜

普段私を見る目、たぶん子供っぽく見てるはず

だったらここは本当の大人の魅力ってやつを見せてあげるっ!

というわけでワインレッドのやつに、決定っ!

因みにドレスっぽいっていうのは、パーティーなんかで女性が着る露出度が高いやつね

Gガン○ム最終回のレ○ンが身に纏う服―――正確にはマントだけど

それを想像してくれればいいよ――――って私誰に説明してるんだろ

それに黒いカーディガンを羽織れば……うん、ばっちし

荷物も準備万端

時間は………後15分

祐ちゃんの事だから早めに来「ピーンポーン…」――やっぱり

こういう人を待たせない所にも惚れちゃうんだよね

足早に降りていき、こんな時の為に買っておいたハイヒールを穿いて外に出た

 

「おはよう、希織さん」

 

片手を上げて私に微笑む祐ちゃん

 

「うん。おはよう♪」

 

嬉しい気持ちと清々しさで満たされた私も笑顔で返しちゃう

朝から祐ちゃんの笑顔が拝めるなんて幸せ

けど、欲張って言うなら寝顔も見てみたい

そう考えると、自称同棲している――私は認めないもん――秋ちゃんはずるいよ!

毎日毎日ご飯食べたり、お喋りしたり、着替え中に間違えて部屋に入っちゃったり(?

むーっ。今日で秋ちゃんとの差を縮めちゃうんだから!

 

「じゃあ行きましょうか」

「レッツゴー!」

 

祐ちゃんが振り返って歩き出すのと同時に右腕を絡ませる

寧ろ抱き付いて武器の1つである胸を押し付けて女らしさをアピール

 

「き、希織さんっ!?」

「いいでしょ。デートなんだから、これぐらい」

 

あははっ。祐ちゃんってば照れてる照れてる♪

可愛いなー

何だかんだ言って満更でもなさそうだし、本当の恋人同士じゃなくても今だけはなっていたいもん

それにしても祐ちゃんは温かいなぁ

こう……ふわふわ〜みたいな感じで空に飛んで行けそうだよ

勿論危険な意味じゃないからね

 

「でさ、何処に行くの?」

「お昼は食べましたか?」

「ううん。まだだよ」

「先に済ませてから色々回りましょう」

 

私達はお互いに離れない、ていうか離さないまま商店街に足を踏み入れる

休日だから何時もより人で混雑してた

何でこんなに集まってるんだろう?

ちゃんと理由は分かってるんだ

近くに商店街なんてないし、ゲームセンターやショッピング出来る店も殆ど見当たらないの

だから休日は常にこんな感じ

全く……今からデートする私達の事も考えて欲しいよ

少し速度を落としながら店を眺めていると、レストランが目に映る

 

「ねえねえ、祐ちゃん。あのレストランにしよっ」

 

祐ちゃんの手を引っ張ってレストランに入る

苦笑しながら祐ちゃんは私から離れずについて来た

お姉さんっぽくリードしてるのに見えないのかな?

もっとクールな女性じゃないと興味がないとか……

 

「さあ、坊や。私の靴をお舐めなさい…」

 

ちょっと違うかなぁ…

 

「希織さん…。何を言ってるんですか…(汗」

 

信じたくないけど声に出てた…?

ふえーん!これじゃあただの頭の可笑しな女の子になっちゃう〜

 

「だ、大学で演劇やらないといけなくて。練習のし過ぎで台詞が勝手に出ちゃうんだー。いやー、困った困った。あは、ははは…」

「……………」

 

嘘だろって目で見られてる…

悔しいけど自分でもそう思うもん

疑惑の視線に縛られたままウエイトレスに案内され、メニューを見る

 

「メニューがお決まりになりましたら、そのボタンを押して下さい」

 

ウエイトレスが去っていく後ろ姿を祐ちゃんが目で追う

むむっ。祐ちゃんがウエイトレスに釘付けだよぉ…

確かに可愛いけどさ……も、もしかしてっ!祐ちゃんは可愛い顔がタイプなの!?

でも一緒にいる秋ちゃんは年の割には老けてるし、オバサン臭いし

逆にそういう環境にいるから好きになっちゃったとも考えられるね

やっぱり何もかも秋ちゃんの所為じゃないか〜

 

「どうしたんですか?急に頭抱えたりして」

 

はっ……!ついつい行動に現れちゃった。てへっ♪

 

「な、何でもないよ。さ〜て、何にしよっかな?」

 

動揺を隠しつつメニューに目を向ける

レストランも久し振りだし、レストランで食べられるようなものにしよう

……これとこれと…これっ!

 

「決まりました?」

「うん」

 

私が返事をすると祐ちゃんがボタンを押してウエイトレスを呼ぶ

あっ、さっき祐ちゃんが見てた人だ

ライバルが増えちゃうよ…

2人に気付かれないように嫉妬の視線を祐ちゃんに送る

 

「――――で。希織さんは?」

「ホットケーキとクリームソーダ、チョコレートパフェ」

「かしこまりました。メニューを繰り返します―――」

 

メニューを確認した彼女は奥に消えた

なのに祐ちゃんは何故かまだ見てる

カチンッ――。幾ら私でも怒っちゃうからね

 

「祐ちゃんのバカ…」

「バカって……急に何を言うんですかっ」

「だって、デートの相手は私なんだよ。それなのに他の女を見てるなんて……ひどいよ」

 

怒りを込めて祐ちゃんを思いっきり睨む

それこそ“じぃーっ”と擬音語が出ちゃうぐらいに

 

「はははっ。大丈夫ですよ。あの人を見てるんじゃなくて制服を見てるんです」

「制服……?」

 

私の怒りが勘違いしているものと読み取った祐ちゃんが説明してくれた

あのふりふりのレースのスカートが映えるメイド服がいいらしい

祐ちゃんってこういうのが好きなんだ

今度私も着てみよっかな?祐ちゃんの為に……ううん。ダメだよ、美坂希織

どっちにしても他の女に気が向いてるんだからっ

ものすごく不満なんだからね!

 

「そんなの言い訳だよ」

 

プイッと頬を膨らませて背を向ける

私は拗ねてるんだからね

 

「え…!いや、あの…そのですね。あの人の代わりに希織さんがウエイトレスになったらいいなぁ、なんて思って見てたり…」

 

焦りながら額に汗を浮かべる祐ちゃん

やっぱり女を見てたんだねっ―――――ん?

代わりに私がウエイトレス?

つまり祐ちゃんはあの制服に身を包む私を想像してたわけでしょ?

はは〜ん。このキュートな私に着てもらいたいんだね

 

「祐ちゃんにはコスプレの趣味があったんだ」

「だって希織さんって可愛いじゃないですか。だから絶対に似合うと思うんです!」

 

“漢”の顔になって祐ちゃんが言う

可愛いだなんて、面と向かって言われると照れちゃうよ……(赤

今日は大人な女性をコンセプトにしてるけど、素直に嬉しいな

小さい頃から可愛いと言ってくれたのは祐ちゃんだけだった

香里ちゃんが年上に見られるのは私が幼い性格だからね

成人になった今でも性格の割には姉みたいな容姿って言われてる

秋ちゃんとは違った、大人びた女性と

ただ秋ちゃんの場合は老けて見えるだけ

怒って私に文句を言う時なんか、眉間に皺を寄せてるオバサンだもん

 

「いくら丼とアイスコーヒー。ホットケーキとクリームソーダをお持ちしました」

 

恋敵候補から外れた彼女が頼んでいた料理を運んでくる

ていうか祐ちゃん。いくら丼にアイスコーヒーってミスマッチじゃない?

ウーロン茶にすればよかったのに

気にせず祐ちゃんが食べ始めたから、私もシロップをたっぷりかけて口に入れた

はぁ〜。口の中に色がるバターとシロップ、ホットケーキの甘味

 

「おいしいー♪」

「希織さん。子供みたいですね」

 

ガーンッ!!

ひっ、ひどいよ!そんなデリカシーのない言葉を言うなんて

さっきは可愛いのが嬉しいと思ったけどさ

折角今日は少し官能的なファッションで妖艶な女を魅せてやるって意気込んでたのにっ

 

「どうして落ち込んでるんですか?」

 

祐ちゃんの所為だよっ!

どうせ言っても鈍感な祐ちゃんが気付くはずもないし

先は長いね、と溜息を吐くと視界の隅でカップルがいちゃいちゃしていた

食べさせっこなんかして………ムカツク――――そうだよっ!

私もあんな風にやればいいんだ!

ではでは、早速――

 

「はい、祐ちゃん。あ〜ん、して♪」

「え…えぇ!」

 

1口サイズにカットしたホットケーキを祐ちゃんの口元へ

ここで株を上げるんだよっ、美坂希織!!

 

「ほらっ。早く口開けて」

「じ、自分のがありますから!」

 

ズイズイと前に出したけど、祐ちゃんはいくら丼をかき込み始める

くぅ〜!あからさまに嫌な顔しなくてもいいじゃんっ

―――フフッ。フフフッ……。こんな所で引き下がる私じゃないよ

今こそ真のパワーを発揮する時っ!

 

「そう……だ…ね。私なんかじゃ……食べてくれないよね…」

 

普段とは打って変わったギャップのある姿で相手を堕とす

叱られた子犬のように身体を小さくしてシュンとする私

 

「そうじゃなくて……いや、だからっ」

 

祐ちゃんの心が揺れ初めてきたぞ

ファイト、希織!もう少しだよっ

 

「…ううん、ごめんね。私こそ、勝手なことをして……っ!」

 

ひとしずく、瞳から零してそれを隠すように顔を背ける

敢えて涙を見せてからするのがポイント♪

私が傷付いて悲しみに沈んでいるのを伝えなきゃいけないからね

 

「あ……ああ〜。やっぱり希織さんに食べさせてもらいたいなー」

 

台詞が棒読みだよ、祐ちゃん

だけどここで許しちゃうとダメなんだよ

もう1回焦らす素振りをすれば、もっと効果的なの

 

「別に……無理しなくても…いいんだよぉ?」

 

怯えを含ませた涙声で祐ちゃんの顔を俯き加減で窺う

演技だけど、本当に断られて悲しかったからより感情的になってるはず

 

かっ…可愛い………はっ!ぜ、ぜーんぜん無理なんかしてないっすよ、はいっ。希織さんに食べさせてもらえたら幸せっす、自分!」

 

やったー!私の勝ちぃ〜!

頑張ったかいがあったってもんだね

目標にしてる大人な女性には程遠いけどさ

これはこれで結果オーライ♪

 

「ほんと……?じゃあ、あーんっ」

「あ…あ〜ん」

「美味しいでしょ?」

「ええ。久し振りに食べたんで……懐かしいです」

 

もぐもぐ口を動かす祐ちゃん

こういう時だけは絶対祐ちゃんの方が子供っぽいよね

そんな事を考えながら今度は自分が食べる

でも…これって―――

 

「間接キス…」

「ブッ!!」

 

私の口に入ったフォークを祐ちゃんが使い、さらにそれを私が舐め回す

はう…。私のキャラがどんどん壊れていくよー

自覚してやってるから壊れてないかな?うん、壊れてないっ

祐ちゃんのだったら香里ちゃんだって秋ちゃんだってやるよ

秋ちゃんは微妙かも

妙な所で大人ぶるから………違った。通り越してオバサンだから

 

「うふふ。祐ちゃんの味がする」

「わ、分かるもんなんですか……?」

「愛の力が私に教えてくれるの」

「また訳の分からない事を」

「祐ちゃんには私に対しての愛はないの?(うるうる)」

「うっ……。ないわけないです。ちゃんとありますってばっ」

「だったらもう1回、やってくれるよね?」

 

子悪魔な笑顔でフォークを祐ちゃんに差し出す

あっ、もう自棄になって食べてる

これだとからかうのは無理だね

 

「私にもやってね♪」

「恥ずかしいですっ」

「まさか私にだけやらせるって事はないよね、祐ちゃん?」

「………ああ、もう!やればいいんでしょ!」

 

口に咥えていたフォークを甘い蜜に絡めて私の濡れるピンクの中に挿入

祐ちゃんの熱い愛が掻き回す

一応言っておくけどエッチな意味じゃないからね

 

 

 

 

 

 

 

 

「〜♪〜♪」

「疲れた……」

 

そんなこんなで食べ終わった頃には私と祐ちゃんのテンションが逆になっていた

私は幸福、祐ちゃんは疲労で

スキップしたいしたいぐらいにウキウキな気分っ

ちょっと私がリードして腕も絡ませてるんだ

 

「あー、これ可愛い」

 

レストランを出てからはウインドウショッピングを楽しむ

じっくり見るのもそこまでないから新しい発見がいっぱい

窓に映る祐ちゃんの表情は苦笑いだった

 

「ダメだよ、祐ちゃん。もっと楽しまないと」

「いや、店的に俺の肌に合わないっていうか…」

 

確かに女性専門の洋服店とかファンシーショップとかランジェリーショップしか見てないけどさ

それでも女の子とデートするんだったらこのぐらいはね

 

「祐ちゃん。あの店に入ろう!」

「あの、痛いですから引っ張らないでっ」

 

渋る祐ちゃんを無理矢理ファンシーショップに連れて行く

店内はまさに女性ならではの色合い

壁紙も雰囲気もピンク一色

変な意味じゃなくてね

祐ちゃんには辛いかもしれないけど頑張ってもらおう

 

「どれがいいかな〜?」

視線が痛い……

 

ぶつぶつ呟いてるけど無視無視

気にしちゃ負けなんだから

んー。でもファンシーショップなんて行かないからよく分からないや

新鮮な感じはするんだけど………そうだ!

 

「ねえ。祐ちゃんが選んでよ」

「何を……?」

「ここにあるぬいぐるみで私に似合うのを」

「……マジですか?」

「彼女の為に彼氏がプレゼントを選んであげるのは常識だよ」

「うう……頑張ります」

 

肩を落として沢山並んでいるぬいぐるみの物色を始めた

時折私を見てはぬいぐるみへ、また私を見てはぬいぐるみへと繰り返していた

そんなに見られたら希織、て・れ・ちゃ・う♪

やっと祐ちゃんも私の魅力に気付いたみたい

夜になったら、もーーーっとすごい事が分かっちゃうけどね

 

「これなんてどうでしょう?」

 

祐ちゃんが時間をかけて選んだのは白と黒のうさぎ

20cmぐらいの大きさで、抱きしめるには小さいけど飾っておくにはいいと思う

 

「これって私にぴったりかな?」

「うさぎって可愛いじゃないですか。でも裏には神秘的な美しさが隠されているって思いました。だから希織さんにピッタリかなって」

「私は可愛くて綺麗って意味?」

「俺の中でのイメージでは」

 

恥ずかしそうに若干赤みを帯びた頬を祐ちゃんは掻く

私は選んでくれた2匹のうさぎを両手で抱きしめる

心が飛び跳ねそうなぐらいに幸せを感じてる、喜びを感じてる

祐ちゃんが私を見てくれて、感じてくれて、想っていてくれて

本当は私の方が恥ずかしくて真っ赤になっちゃうのに、それが吹き飛んじゃう程嬉しかった

 

「うん……。じゃあ、これ買おうかな?」

 

財布の確認をしていると、ひょいっとぬいぐるみが腕から消えちゃった

2匹は祐ちゃんの手の中にいて、レジで代金を払ってくれた

 

「はい、どうぞ」

「ありがとう。でも自分で出すのに…」

「こういう時は男が出すもんでしょ。それに誘ったのは俺だからこのぐらいは払わないと」

 

ぬいぐるみの入った袋を私に渡す

でも独特な店の雰囲気、女性からの視線が痛いみたいでそそくさと出て行ってしまった

―――昔から変わらないよね。さりげない優しさは

この所為で沢山の女が虜になっちゃったけど、何時までも失くさないで欲しい

欲を言うのなら、全てを私だけに―――

 

「頑張らないとね。ファイトだよ、私」

 

祐ちゃんをゲットするのは、絶対に私なんだからね

外に出て待っている祐ちゃんと再び腕を絡ませて歩き出す

続けてウインドウショッピングをしたり、クレープを食べたり、ゲームセンターで遊んだり……

そして最後はラブロマンスものの映画を最終放映時間で見終わった頃には既に10時だった

名残惜しいけど、もうデートは終わりだね

自分をアピール出来たと思うんだけど……

 

「中々面白かったね」

「俺はあまりそうとは思いませんでしたけど」

「祐ちゃんが恋してないからだよ。乙女心ってものが分かってないんだから」

「希織さんはどうなんですか?漢心が理解出来てなさそうですが」

「……微妙にニュアンス間違ってない?」

「いや、あってます」

「いいんだけどね。それと祐ちゃんとは違うからね。私だって恋ぐらいしてるもん。現在進行形で」

「…そう……ですか…」

 

祐ちゃんは落ち込んだ様子で街灯照らす商店街を歩く

よく分からないけど……お腹の調子でも悪くなったのかな?

 

好きな人か……。どうするよ、俺?

 

小声で何か言ってるみたいだけど聞こえない

私に隠し事なんてひどいよ

 

…よしっ。言ってみるか!

 

急に決意を込めた表情になる祐ちゃん

具合が悪いわけじゃないんだね

だったら何が原因なんだろう?

 

「祐ちゃん。何呟いてたの?」

「え……いやぁ、あははは。何でもないっす」

 

どう見ても作り笑いだよね

こんな近くにいるのに教えてくれないの…?

結構接近したと思ったのに―――

 

悲しくなっちゃうよ…

「何か言いました?」

「ううん。何でもないから」

 

折角のデートなのに最後で暗くなっちゃったなぁ

望み通りには上手くいかないよね

私は暗い気持ちを抱え、無言のまま商店街を抜けた

 

「希織さん。公園に寄りませんか?」

 

突然祐ちゃんが提案する

私もまだ祐ちゃんといたいからね

 

「うん、行こう」

 

断る理由もないから頷く

公園に行くのも久し振りだよ

年齢を重ねていくと反比例みたいに機会も減っちゃったし

夜の公園ってのもムードがあっていいよね

暫く歩いて滞りなく公園に到着した私達

人は勿論私達しかいなかった

こんな時間じゃ当たり前か

 

「でさ、祐ちゃん。公園に来た理由は?」

 

まさか理由もなしに来るわけないよね

 

「……………」

 

でも私の問に祐ちゃんは答えない

難しい顔をしていただけ………図星?

 

「気まぐれじゃないよね?」

 

何だか心配になってきた

こんな顔する祐ちゃんなんて初めて見たもん

 

「もしかして……私の所為?」

 

私が無理に祐ちゃんを引っ張ったりくっついたりしたから…?

 

「ち、違いますよ。少し心を落ち着かせてただけですよ」

 

泣きそうな私を見て祐ちゃんが焦る

なんだ、よかった……少し安心したよ

もし肯定されてたら凹んで立ち直れないよ、きっと

 

「じゃあさ、目的は何?」

「――希織さん」

 

キリッと引き締まった表情で私をじっと見つめる祐ちゃん

ダメ……そんな顔で見つめられたら希織、変になっちゃう

それ程までにかっこよさと凛々しさが私を包み、ときめいてる私の心

 

「玉砕覚悟で言います」

 

うわ、真剣な声だよ

初めて聞いた、知った、祐ちゃんの新たな一面を

ちょっと得したな、とは思うけど玉砕覚悟って………意味が分からないよ

 

「……………」

 

私も緊張して次の言葉を待つ

たぶん滅多に見せない姿だから大切な事を言うんだと思う

 

「俺、相沢祐一は美坂希織を愛しています。だから、俺と付き合って下さいっ」

 

祐ちゃんの瞳が鋭利な閃光となって私を射抜く

だけどそれは私に痛みを与えるものではなく、祐ちゃんの想いが直接伝わった衝撃だった

 

「付き合っ…ぇ……好き?祐ちゃんが、私を……っ!?」

 

自分でも分からないぐらいに混乱していた

いきなり公園に来て、告白されて……

祐ちゃんが私に告げた、“愛している”という真実

あはは……これって夢なんじゃないかなぁ

 

「俺、ずっと希織さんを見てました。知り合ってから、ずっと。会える期間は限られてるから想いは募るばかりで……。

 今までは漠然としていたんですけど、この年になって、7年ぶりにこの地に立って、希織さんじゃないとダメなんだ。

 再び希織さんと会って気付きました」

「ゆう…ちゃん…」

 

私を……初めて会った頃から見ていてくれた…

私だけの一方通行だと思ってたのにっ

何時も傍にいた……秋ちゃんだけを…みっ、見てたと……思ってたのに…ぃ

あれ……?祐ちゃんが、ぼやけてぇ……見えるよぉ……どうして…かな…ぁ……っ!

 

「希織さん。俺と、付き合ってくれますか?」

「祐ちゃんっ!!」

 

差し出した右手を無視してダイブを決行

感情のままに祐ちゃんの胸で涙を流す私

何も考えられない、何も考えたくないっ

今はただ、2人の結ばれた愛に浸っていたいから

 

「私もぉっ、ずっと、ずっとねぇ!祐ちゃんがっ……祐ちゃんが好きだったんだよぉっ!!」

「希織さん……」

「私だってっ!7年も会えなくて寂しかったんだから!!」

 

鬱憤を晴らすように思いっきり抱き付いて、思いっきり泣いて、思いっきり素直に叫ぶ

私が言った事実に祐ちゃんは驚いていたみたい

気付いてなかったんだよね、私が祐ちゃんを好きって事を

会った時は何時も言ってるのに――――祐ちゃんの鈍感

 

「祐ちゃん……大好きだよ」

「俺も、俺も大好きですっ」

 

祐ちゃんの体温が伝わってくる……あぁ…温かい

夢心地な気分を味わっている中、身体中に熱いパルスが走った

 

「祐ちゃん……ん…」

 

顔を私に向けた祐ちゃんの唇を奪う

初めてだし、ディープキスはまだ早いよね

触れ合っただけなのに、吸い付いてるみたいだよ

 

「ふぁ…。ファーストキス……祐ちゃんにあげちゃった♪」

「確かに受け取りましたよ」

「勿論祐ちゃんも初めてだよね?」

「…………それは」

 

何なの、その間はっ!

しかも『それは』、に続く言葉が気になるんだけど!

ま…ま、まさか既に奪われてるなんて事はないよね……ねっ!

 

「祐ちゃん……本当の事を言って欲しいな」

「………もう何回目だか分かりません」

 

えっ……うっそぉぉぉおおおおおっ!?!?!

数えられないぐらい経験してるわけでしょ!?

酷過ぎるよ……祐ちゃんのバカ…

 

「希織さん、でも安心して下さい。俺はまだ貞操を守っていますからっ」

 

喜んでいいのか微妙だよ

けど……祐ちゃんが経験してきた数以上に私がキスすればいいだけだよね

祐ちゃんはもう、私の恋人なんだから

 

「仕方がない。ここはお姉さんに免じて許してあげるっ」

 

もう1回キスをして可愛くウインク

顔を赤くした「――りっ!」も可愛かったけど

私達はベンチに「―おりっ!」、手を重ねた

祐ちゃんの肩に頭を乗せ「希織っ!」―――――って

 

「秋ちゃん……?」

「全く…。呼んだら1回で返事をしなさい」

「ほえ?どうして秋ちゃんがここにいるの?」

「今日一緒に買い物しようって言ったの希織じゃないですか」

 

呆れた表情で私を見下ろす秋ちゃん

あーあ。折角いい所まで書けたのになぁ……邪魔されちゃった

これからさらにラブラブストーリーが綴られていくのにさ

続きは家に帰ってからでも―――――あれ?

 

「ノートがない…」

 

講義そっちのけで『交錯する刻 Page.1 永き募るキモチ』を執筆していたノートがなくなってるよっ!

前に落としちゃったかなー?

うーん。落ちてないみたいだし、何処行っちゃったんだろう?

 

「秋ちゃん。ここにあったノート……」

 

私は思わずその光景に動きを止めてしまう

冗談?いや、そんなはずは………信じられない

 

「なっ……な、な、何で秋ちゃんが持ってるの!?」

 

探していた物は秋ちゃんの手にあった

しかも中身読んでるしっ

 

「………へぇ。希織は私をそう見てたんですね…」

 

ひいっ!!感情のない声がすごく怖いよ

逃げないと、処女の危機がっ!!――――ガシィッ!

 

「フフフッ。何処に行くんですか、き・お・り?」

「あ、ああ、ああ…ぁ……」

 

肩を掴まれて、無理矢理秋ちゃんの隣に移動させられる私

いたたたっ!ゆっ、指がめり込んでるよ〜!

 

「祐一君を使って妄想を書くなんて……。1度、しっかりと、希織とは、話し合いを、した方がいいですね。クスッ」

「い………いやぁああああああっっ!!!」

 

外見からでは想像も出来ない力で私を引き摺って行く

うう〜。絶対に祐ちゃんとラブラブになるんだからーーー!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごちそうさま」

「お粗末さまです」

 

祐一君が食器を台所へ運んでいく

何時も美味しそうに食べてくれるので、作っている私としては嬉しいですね

あの微笑みを見るだけで、生きててよかったと思えますから

ふぅ……でも今日は疲れました

希織があんな事を書いてるなんて

 

「秋子さん、具合でも悪いんですか?」

「そういうわけではないんですけど」

「また希織さんに振り回されたみたいですね」

「似たようなものですよ、本当に」

 

一緒に並んで食器類を洗う

共同作業………いい響きです♪

女性としては夫婦として当たり前の願望ですよ

 

「それで今回は何をしたんです?」

「別に言う程の事じゃないですよ」

 

私を心配してくれる祐一君

やっぱり祐一君は優しいです

些細な変化でも、誰よりも早く気付いてくれるんですから

 

「だったらいいんですけど………それでも何かあったら言って下さい。力になりますから」

「祐一君……」

 

こんなに想っていてくれる男性がいて、秋子、幸せです♪

希織には悪いけど祐一君は譲れないのよ

と言うよりも、今更希織が足掻いた所で無駄に終わるだけ

何故なら――――

 

「秋子さんのほっぺって柔らかいなぁ」

「祐一君の手、温かいです…」

「ここも柔らかいけどね」

「あんっ…。いきなり揉まないで下さい〜」

「可愛い声出しちゃって……我慢しなくていいんですよ。秋子さん?」

「ふにゃっ!いっ、イジワルしないで、祐一さん!」

「さっ、ベットに逝きましょうか」

「沢山愛して下さいね。私だけの祐一さん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

―――私達はもう離れられない関係なんですから♪

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あとがき

鏡華「秋子さん誕生日&type A 1周年おめでとうございますっ!!!!」

水瀬秋子(以後秋子)「あらあら。ありがとうございます♪」

美坂希織(以後希織)「後者はどうでもいいんだ(汗)」

鏡華「そういうわけではありませんよ。ただ秋子さんと比較すると……」

秋子「ふふ、嬉しいですね」

希織「私は全然嬉しくないよっ!」

鏡華「折角希織さんをメインに書いたのに。そんな不満を言われても困りますよ」

秋子「そうですよ。初めて貴方が主役じゃないですか」

鏡華「既に『Rhapsody』では希織さんの存在は消えつつあるんですから」

秋子「それを鏡華さんが救ってくれたんですよ。感謝しなさい、希織」

鏡華「流石我らが秋子さん。僕の考える事が分かってらっしゃる」

秋子「あらあら。それ程でもないですよ」

鏡華「これで2人の人気が上がってくれればいいんですけど」

秋子「私もそう思います」

希織「納得出来るかーーーーっ!!」

鏡華「まあ、終わった事は置いといて」

希織「さらっと話題を流さないでっ!」

鏡華「めでたく秋子さんも誕生日を、そして柊さん率いる(?)type A も一周年を無事に迎えたわけです」

秋子「(type A)では色々ありましたね」

希織「ていうか、あそこは異常だよ。皆秋ちゃんか香里ちゃんラブなんだもん」

鏡華「でも人気投票だと瑞佳とかことり嬢、真琴姐が上ですから」

秋子「近頃私の活躍、そして出番がないですから……ね。柊さん?(敢えて笑顔)」

希織「そんな事言ったら私は影も形もないよ(涙)」

鏡華&秋子「「希織(さん)ですから」」

希織「そこぉっ!ユニゾンしないで!!」

鏡華「内容に触れていきましょうか」

秋子「そうですね」

希織「ねぇ……私っていらない娘なの…?」

秋子「最初は普通にほのラブっぽかったんですけど」

鏡華「最初から飛ばしたら僕が耐えられません」

希織「酷いよ…。皆して私をいぢめるなんて…」

鏡華「大丈夫ですよ。僕は何だかんだ言って希織さんのファンですから、一応」

秋子「そうですよ。私だって希織とは友達なんですから、一応」

希織「何か引っかかるけど……ありがと」

鏡華「さて、気を取り直して。質問とかあります?」

希織「この作品さ。書き直してるよね」

秋子「最後の方が18禁に近かったらしいですよ」

鏡華「そうなんですよ。だからその部分を削除してます」

秋子「私は薄々拙いとは思ってましたけど」

希織「私も〜」

鏡華「実は僕もそう思っていたり。だから書き直したんですよ」

秋子「私のシーンが少し盛り上がりに欠けてますからね。残念です」

鏡華「マジで申し訳ありませんでしたっ!!」

希織「秋ちゃんだけ?私だってそうだよ」

鏡華「………そうですね」

希織「えっ!?私には言葉ないの?」

鏡華「もうちょっと秋子さんを出したかったです」

秋子「何時も出してもらってますからね。偶には脇役として」

希織「うぅ〜。もっと私をメインにしてよっ」

秋子「十分メインだと思いますよ。8割ぐらいは出てるじゃないですか」

希織「だって妄想オチだし」

鏡華「そうしないと進まないんですよ。勘弁して下さい」

秋子「次回はどうするんですか?」

鏡華「全然未定ですよ。気分次第ではまた似たようなものを書くかもしれません」

希織「次はちゃんとした私を書いてね」

鏡華「それは僕じゃなくて柊さんに言って下さい」

希織「だってさ。作者が創ったオリジナルキャラなのに4回しか出てないんだよっ!」

秋子「あらあら。ならば私だって今は一線を退いている状態ですよ」

鏡華「これからどんどんキャラが増えていきそうですからね。出番はさらに……」

秋子「フフフッ…。そう……なんですね。あんなに私を好き、と言っているのに…」

希織「『Rhapsody』では一番最初のオリキャラなんだよ…。それなのに…それなのに……」

秋子&希織「「制裁が、必要ですね(だね)」」

鏡華「………(こ、声が出せないっ!!)」

秋子&希織「「待っていてよ(下さい)、柊さん…?」

鏡華「あっ、忘れてました」

希織「何を?」

鏡華「『Rhapsody〜Dream〜』の18禁風味を読みたい方がいれば、メールを下さい」

秋子「BBSで書いてくれてもいいですが、その際は必ず自身のメールアドレスを記入して下さいね」

希織「読みたい人っているのかな?」

鏡華「1人でもいたらいい方ですよ」

秋子「こればかりは待つしかありませんね」

鏡華「それでは!お相手は、皇 鏡華と」

秋子「水瀬秋子と」

希織「美坂希織でした♪」

鏡華&秋子&希織「「「何時かまた、お会いしましょう〜」」」

 

 

 

 

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