第九話 絆〜闇払いの法〜 

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祐一と栞とが出会ってから6日目の朝の学院。明日が休日という事もあって活気立っていた。

しかし名雪は、学院には居ない。用事があって秋子さんと共に朝早くから出かけていったからだ。

朝の光景では、名雪が眠ったままで秋子さんが引きずって行ったと言った方が正確だが。

名雪は今日は学院を休むらしい。そのことを書いた手紙を祐一が朝、石橋先生に届けているからである。

教室には、祐一と香里と他のクラスメートしかいない。

北川と一弥はまだ教室には現れていない。

「ねぇ、香里さんなんで名雪は今日休みなんだろうね?」

「今日はお父さんの命日らしいのよ。毎年、お墓に朝から行ってるのよ。」

祐一はばつの悪そうな顔をした。

「なんだか、聞いちゃ拙かったみたいだね。」

「名雪の前では言ったら駄目よ。秋子さんの前でもね。あの子は繊細だから」

「……そうだね。気をつけるよ」

一瞬会話が途切れたが、祐一が思い出したみたいに香里に質問する。

「香里さん。夜に人が寄り付かない、広い場所は知らないかな?」

「?不思議な事を聞くのね。だったらものみの丘かこの学院のグランドね。」

「この学院のグランドかぁ……申し分ないかな……」

祐一の呟きに香里が疑問を聞く。

「何でそんなことを知りたいわけ?」

「ちょっと、知り合いに心臓の弱い子が居てね。それが……」

「それが?」

不意に祐一が、話を変えた。

「そういえば香里さんに妹って居る?」

「私には妹なんて居ないわ……それで、その知り合いをどうするの?」

「他人にあまり喋る事ではないからいえないよ。本人の都合もあるし。」

ちょっと不機嫌になった感じで祐一が話を終わらせた。

「そう。」

香里もその場で話を終わらせた。

「本当に後悔しないかな……」

祐一の呟きが香里の耳に入ったが香里は無言だった。

「よっす!」

北川が、教室に入ってきた。続いて一弥が教室に入ってくる。

「おはようございます。」

「おはよう、北川君に倉田君」

「おはよう、北川さんに一弥」

「あれ?水瀬さんは?」

北川が、疑問の声を上げた。それに一弥が答える。

「今日は、神無さんの命日ですからね……」

「そうだった……気をつけないとな。」

「そうね。あの子は繊細だから。」

朝はそうやって、過ぎていった。

 

3時間目の授業中のこと。後数分で授業が終わるという時間帯の事。

「おい、あの木の下に女の子が立ってるぞ。」

北川が小声で祐一に話しかけた。

「本当だ。」

見知った顔なので祐一は驚いていた。

「すごいよな。こんな寒いのに良くあんな所に立っているよ。」

「あれ、北川さんも寒いと思うの?」

意外そうな顔で北川を見つめる祐一。

「そりゃそうさ。寒いものは寒い。」

「そうなんだ。」

「慣れで、カバーしている所はありますけどね。」

会話に一弥が入ってきた。

「やっぱり僕は、寒いのは苦手だよ」

「そのうち慣れるぜ。」

「うぅ……頑張ります……」

その時チャイムが鳴った。

「ちょっと、僕外に出てくるよ。」

祐一はそのまま教室を出て行ってしまった。

急いで女の子の所に行く。

息を切らして、女の子の前に立った。

「お疲れですね。」

「はぁ、はぁ、そうだね。それにしても急に来たね。」

息を整えながら、栞に質問する。

「なんだか、いても立ってもいられなくなってしまいました。だから顔を見に来たんです。」

「そうなんだ。」

「準備はいつ終わりますか?」

聞きたい事を聞くためのに、この場に来たというのが栞の本音だろう。

「今日の夕方6時くらいにここに来てくれるかな?その頃には準備は出来てると思うよ。」

「わかりました。」

「ちょっと僕からお願いがあるんだけど、その事を家族の人には言わないでもらえるかな?」

祐一の不思議な提案に、

「なぜですか?」

「うーん。意地っ張りをぎゃふんと言わせるため……かな?」

なんだか分かった様な気がするので、栞は小さく笑い出した。

「ふふふ、わかりました。」

「辛い物でも食べて、体を温めてきてね。」

「そんなことを言う人、嫌いです。」

「あ……え?」

急な態度の変化に祐一は目を白黒させている。

「あ……辛い物が苦手なので、つい。」

笑って栞は誤魔化すみたいだ。

「うん。じゃあ、今日の夕方6時にここね。体を冷やさないような格好で来てね。」

「はい。」

「じゃあ、授業に戻るから。また夕方。」

そう言って、二人は別れた。

 

時は過ぎて、放課後。川澄家のリビングに祐一は居た。

「冬葵さんと舞と恵に頼みごとがあるんだ。」

目の前にいる、冬葵と舞と恵に向かって話し掛ける。

「……何?」

代表してか、舞が聞いてきた。

「うん。ちょっと闇払いの法を行うから、その間に邪魔が入らないように人が来ないようにして欲しいんだ。」

「「闇払いの法?」」

同じタイミングで舞と恵が疑問の声を上げた。

「分かったわ。それで場所は何処でやるのかしら?」

冬葵さんは解っているみたいなので、話が通じた。

「ねぇ、祐一。闇払いの法って何よ。」

「簡単に言うとね。人に取り憑いた魔の因子を取り除く方法だよ。」

「ふ〜ん。」

「場所は、学園のグランドを予定しています。」

祐一は恵から冬葵さんのほうに向かってそう言った。

「……なるほど。あそこなら、2人で十分、人の出入りを監視できる。」

「そうね。学院のグランドに出るのは校門側の門一箇所と校舎側から出る門一箇所しかないからね。」

その箇所以外は、高い壁に阻まれている。翼のあるものや忍者でもない限りそれを越えるという事はしないだろう。

「ねぇねぇ、どの位それはかかる訳?」

「最短で、2時間。もっと長くなると4時間かな?」

「4時間!?」

それを聞いて恵だけが驚いている。

「妥当ね。」

「……恵、軟弱。」

辛らつな舞の言葉に恵が反応して怒る。

「……舞?この前の決着をつけようか?」

「……望む所。」

舞いと恵の間に殺気らしきものが漂い始める。

その光景を止める事もなく、冬葵が楽しそうに眺めていた。じゃれ合いであることを知っているらしい。

「また始まったわね。」

じゃれ合いという事を知らない祐一は泣きそうだった。

「冬葵さん、ほっといて良いのかな?」

「大丈夫よ。」

このとき祐一は半ベソだった。この前止めれたのは、ほとんど無意識だったからである。

真っ向からこうした殺気を受けることはほとんど経験していない。子供だけにそういう事には弱かった。

「舞、恵、祐一君が泣きそうよ。」

祐一を見かねた、冬葵は舞と恵にそう声をかけた。

その言葉にう促されて舞と恵が半ベソの祐一を見た。

「「あ…」」

すばやく状況を把握した恵が先に声を発する。

「舞。一時休戦。」

「……賛成。」

ばつの悪そうな顔で祐一のほうに舞と恵が向く。相変わらず、冬葵は嬉しそうだ。

「……祐一ごめん。」

「ごめんなさい。」

小声で祐一は頷く。

「……うん」

「ところで、祐一君時間は良いの?それと何時から、それを始めれば良いのかな?」

冬葵はそう言って祐一の意見を仰ぐ。今の時刻は大体5時。

「引き受けてもらえるんですか?」

祐一はさっきまでの暗い顔を一転させて冬葵を見る。

「私は良いわよ。なにせ、舞の命の恩人の頼みだもの。それで、舞と恵は?」

「……祐一の頼みだから。」

「もちろんOK!」

祐一は本当に嬉しいそうだ。

「ありがとう。舞に恵。ありがとうございます。冬葵さん」

祐一はそれぞれにお礼の言葉をかける。

「無事に終わったらまたその言葉をかけてね。で、時間は?」

「はい!では6時半くらいからお願いします。僕はちょっとやることがあるので、これで失礼します。」

祐一は舞と恵に何か耳打ちしてから待ち合わせの場所に向かった。

 

待ち合わせ場所のあの木の下。栞は祐一に言われた通りに、家族の人に内緒で家を出てきた。

もちろん、家を出る際に誰にも見つからないように出て行ったから、家の人は栞がどこに居るかも知らない。

「お待たせ、かな?」

ふと、彼女の背後から声がした。声の発生源は祐一である。

「そんなに待ってませんよ。」

「良かった。遅刻したかと思っちゃった」

あたりは日も沈んでもう暗い。

「じゃ、グランドの方で、やるから付いて来て。」

「……はい」

緊張しているのか栞の声は硬い。それでも、栞は祐一の後についていく。

祐一は無駄に広い学院のグラウンドの真ん中で止まった。

そして栞の方へ振り向く。辺りは真っ暗で、足元の雪が少し欠けた月の光を反射しているので少し視界が利く程度だ。

「これからやることは他の人には話さないでね。約束だよ。」

「はい。」

栞に話しかけるのと平行して左腕の第一封印を解いていく。それと平行して普段は取れない包帯が少しずつ解けていく。

淡い光が祐一の左腕から漏れてきている。特に左手の甲からその光が漏れてきている。

『精霊界の精霊よ。我が主の呼びかけに答えてください。』

ウィッシュが祐一の左手の包帯の下にあった、甲に付いている石にそう囁いた時、光は一斉に止み、空間に裂け目が入った。

裂け目から一人の精霊が祐一の前に現れる。現れた後、裂け目はすぐに消えてしまった。

最古の八精霊のうちの一人、水のウンディーネが、祐一の前に立っている。栞にはそれは見えないみたいだ。

『あら、祐じゃない。久しぶりね。』

(久しぶりです。姉さん。)

『今日はどういう用かしら?私を呼ぶなんてよっぽどの事じゃないのかしら?』

(僕の隣にいる娘の魔の核を取り除くので、その取り除いた後のことで、呼んだんです。)

『なるほどね。ここでは私が一番有利に戦えそうね。じゃあ、祐はさっさと始めちゃいなさい』

(ありがとうございます。)

『祐一に恩返しできるんだから。気にしないで。』

栞は何の事だか分かっていないが、祐一は栞に説明をする。

「栞さん。これを持っていて。」

祐一は祝福儀礼をしたナイフを鞄から取り出して栞に渡す。

「あ……これは……」

「それは魔を払ってくれるよ。だから持っていてね。身を守るためのナイフだよ。」

栞はその言葉に深く頷く。

「じゃあ始めるけど、覚悟は良いかな?」

「はい。」

大きな声ではないが、しっかりした声で祐一に栞は頷いた。

(さぁ、ウィッシュ。やるよ。)

『承知』

祐一は魔力を左腕に魔力を集中させる。緑色の光の筋が左手に向かう途中で赤い光の筋に変わっていく。

そして、詩を詠う。人を救うために。純粋な気持ちで。

「僕は願う。悲しみを無くす事を。彼の者の笑顔を見たいが為に」

祐一の声が女のそれに変わる。

『我は聞く。その願いを。純粋な願いを叶えるために。』

「我が願いを持ちて、彼の者を悲しめるものを打ち払わん!ピュリファクション」

左腕の赤い光が青い光に変わったときに祐一はその左腕をおもむろに栞の胸に突き入れた。

腕を心臓近辺に突き入れられた栞には、痛みは無い。なんだか暖かいものがそこにある感じがするだけだ。

「ここからちょっと我慢してね。」

祐一が声をかけ、栞がそれに頷く。何かを掴んだ祐一の左腕をゆっくりと栞から取り出す。

それが少しずつ外に出るたびに栞の顔は苦痛に彩られる。

「くぅ……あぁ!」

祐一の腕が外に出たときにその黒い塊は動き出していた。

その黒い塊を出来るだけ遠くまで投げた。7m位離れた所にそれは落ちた。

「栞さん。ちょっと僕は僕ではなくなるよ。でも安心してね。」

「え?」

(ウィッシュ!同調を開始して。姉さん!体を貸します。だからあの魔の核から栞さんを助けてあげて。)

『主よ。同調を開始する。』

『解ったわ。大船に乗った気でいなさい』

左手の包帯がほどけていく。その解けた文字の入った包帯は規則性のある動きで祐一の体を包み込んでいく。

祐一の体を全て包み込んだとき、冷気がその周りが疾走した。

「そこのお嬢ちゃん。その中から絶対に出ないでね。」

祐一だった者から女の声がする。祐一だったの者は空中に浮かび、そして神秘的な女性になっていた。

栞が驚きで声を失っている間に栞の周り1m四方を囲む四角錐が出来上がった。

「え?……あ?はい!」

一方黒く蠢いていた塊は徐々に形を成してきた。

「我らの眷属の天狼<シリウス>!我が許に来なさい!」

凛とした声が大地に響き渡る。

『はい。お呼びしましたか?』

「……シリウス?あなたいつの間に、精霊になったのかしら?」

現れたのは狼の精霊だった。

『まだ眷属として、働いていますが……』

「まぁ、その事は後にするわ。魔が寄ってこないように、この周りの警戒をしなさい」

『承知。』

狼の精霊はその言葉を聴くと校舎ではない方に走り去った。

形の出来上がった黒い塊が咆哮を上げる。

「グオォォォォォォォォォ!!」

その場には真っ黒の翼、真っ赤な二対の瞳。そんな優男がそこに立っていた。

「これはこれは。魔族の智将、ウィットさんではありませんか。久しいわね」

「そういう、最古の精霊のウンディーネ様こそ。第1次神魔大戦以来ですね。」

「あら〜?私のことを覚えてくれるとは、意外ね。ほとんど参加はしていなかったのにね。」

優男が、曖昧な笑みを浮かべる。栞は急に見え出した魔族と精霊に混乱している。

「私のほうが知られていることが意外ですよ。」

「あら?ご謙遜を。あなたのせいで神族が苦戦した事は知っていますから。」

「そんな事を言うあなた様も、尽く私の作戦の邪魔をしてくれたじゃないですか。」

旧知の友人が会ったように、会話は進んでいく。しかし両者の殺気はどんどん膨れ上がっていく。

「さて、何故私が大地にいるか、分かっているのでしょうねウィットさん」

「えぇ、大体察しは着いています。私を消すためでしょう?」

「えぇ!概ねその通りよ!」

「私は戦いは苦手ですが、自らの存在の為に戦わせていただきます。」

黒い羽を羽ばたいて彼は空中に飛び立つ。その赤い目は彼女を離さずに睨んでいた。

それに対峙する、彼女は涼しい表情だ。

先に動いたの魔族のウィットだった。見ていた栞には浮いていた人が黒い線になったのだけが知覚できた。

目の前を白と黒の2本の線が動いていく。その動きから遅れて剣戟か何かがぶつかりあっている音が届いている。と彼女は感じていた。

彼女が見ていたのはまさしく神話での戦いだった。彼女は思った。これは人の入り込む余地の無い戦いだと。

ウンディーネがウィットに対して防戦一方になっている。繰り出される拳、蹴りに彼女は防御に専念しているように見える。

防御のみだった動きに変化が現れた。少しずつだが反撃をしだしたのだ。激しい音。その音がどんどん高い音になっていく。

不意にその音が途切れた。ウィットが何かに気がついて距離を離した。

「何故?こんな場所に神の鎧が?精霊に使えるわけ無いではないか!」

「あら?あなた激しく勘違いしているわ。精霊は力の行使を単体では出来ない事をお忘れかしら?」

ウィットの顔が驚愕に彩られる。

「そう。馬鹿な精霊たちのおかげで私、単体での力ではないのよ。」

「まさか……人間が?まさか、まさか!まさか!!そんな事があるはず無い!力の無い一介の天使の末裔如きが神の鎧を?」

ウンディーネが呆れた顔で対しているウィットを見る。

「操れるはずが……無い!!」

また、人外の戦いが始まった。また拳と拳がぶつかりあう音。彼と彼女の戦いはまさしく殴り合いだった。

しかしさっきまでとはうって変わって、拳と拳がそれを寸分の違いもなく、打ち合っている。

それはまったく同じ手数、威力、反対の向きで打ち出されている。

栞には線にしか見えていないが、今の彼らの殴り合いはまさに舞を舞っていると言ったほうが良いほど精錬された動きだ。

ウィットが右手を出せば、ウンディーネは左手でそれを迎え撃ち、蹴りが飛べばそれに同じだけの蹴りを放つ。

ウィットと左右反対の動きをウンディーネはほぼ同じタイミングでやってのけている。

「認めん!認めんぞ!」

取り乱した感じで叫ぶ相手に

「はぁ、それが全力なのかしら?私も嘗められたものね……」

やれやれとばかりにため息をついている。この間も殴り合いは続いている。

「何だと!?」

「あなたはやっぱり戦いには向いていないみたいね。それに加えて体が完全じゃない。」

ウィットの右腕がウンディーネの左脇をすり抜け、彼女の拳はウィットの腹部を捕らえた。

「あなたは、知識が元の存在だものね。」

そのまま、ものすごい勢いでウィットは転がっていく。

現状のウィットは完全に体が構成されていない。ゆえに力を行使してしまうと体が崩壊してしまう恐れがある。

だから無意識に力が出せない。もっとも、彼の元は知識だ。戦闘の知識があっても体がついていかない。

それに比べてウンディーネは力を出し切っている訳ではない。体だって万全だ。

「遊びはおしまい。」

栞には圧倒的な冷気が、ウンディーネには当たり前の冷気が、ウィットには絶望的な冷気が。

ウンディーネが力の一端を解放したとき、栞がいる一角を残して学院のグラウンドが全て凍りついた。

そこの一帯の全てが動きを止める。時が止まったと勘違いするほどの静寂。音の無い世界。

音でさえ動きを止めた、何も動かないその中で一つだけ動く物がある。それは声を発した。

「ようこそ。私の領域へ。」

そして笑顔を浮かべながらウィットに向けて芝居がかったお辞儀をした。

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補足説明

闇払いの法

要するに、体に巣食っている魔を取り除く儀式。

神の鎧(仮)

祐一の左手に巻かれている文字の刻まれた包帯。祐一の魔力を封印している役割も持っている。

 

技説明

ピュリファクション:簡単に言うと呪を解く力。体に染み付いている病気や魔を外に追い出せる。その後の処理は本編のようになる。

 

登場人物説明

ウンディーネ

 最古の八精霊のうちの一人。水と冷気を司る精霊で、単体で力を行使出来れば、最凶の力を持っていた存在の内の一つ。

大地では祐一の体と魔力と神の鎧(仮)を使うことによって8割の力を行使できることが出来る。単体では0。

祐一に世話になった経験もあるがそれはまた別のお話。精霊界では単体で2割の力は行使できる。

精霊界では祐一の体などを借りれば、全力を出す事も可能。

ウィット

魔族は元から力が有る訳ではない。力等を他の誰かに託して力を強め魔族となる。

ウィットの場合は力ではなくて、知識を託して行って出来た魔族。知識だけなら魔界一。

かつての魔族の中では力は中の上という所。魔の核の殆どが精霊界に行ったのに対し、

大地に落ちた者の中の数少ないうちの一つ。栞の魔力のおかげで7割がたの体を構成できた。

 

登場はしないけど人物説明

水瀬 神無

守護精霊:疾風 回路の位置:両手両足 能力:風の操作 媒介:靴・双剣

 名雪の父親であり秋子さんの夫だった男性。風邪の状態で7年前の人との戦争の際に負傷。続けざまの魔物との戦いで

負傷したままで、大量の魔物から町を守った。しかし、戦い終わったときに立ったまま絶命していた。

自分が傷ついても引く事をしなかった。信念は誰よりも強い人だった。二つ名は「カマイタチ」

名雪は今でも父親を尊敬している。彼は今、守った町が一望できる山の頂で眠っている。

彼の遺品のカソックは、秋子さんが大事に保存している。彼の双剣は名雪が大切に使用している。 

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あとがき

なんだか最近、このSSを書いていて、このネタ、他の作家様と被っていないか心配になります。

色々とSSは読んでいるのですが、全てを網羅しているわけではないので心配です。

これまずいのでは、というのが有ったら教えてください。頑張って他のものにします。

あと、これから先に、何かをクロスさせたいのですが、何か良い作品無いでしょうか?

何か良い作品が有ったら、教えてください。お願いします。やっぱりAirかONEでしょうか?

あとがきまで読んでくれた、皆様に感謝です。出来れば感想もお願いします。ゆーろでした。


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