第七話 迷い〜舞とマイ〜


 

階段を降りて行っ二階の踊り場についた。その時下の階から人が上ってくる。

「……誰?」

下の階から上ってきた女の人が言葉を発する。

「僕は、お母さんの趣味が嫌で逃げてきた、か弱い子供だよ。」

「…そう。」

そのまま女の人は、階段を上がろうとする。それを邪魔するように女の人の前に立つ。

「ねえ、お話ししようよ舞。」

その言葉を言ったとたん、舞は警戒して間合いを開けた。

「あなたは何者?何故、私の名前を知っている?」

「なんだか傷つくなぁ……僕は一年ぶりだけど、舞にしてみたら7年ぶりの再会なのに… …」

まだ舞は警戒している。

「……7年前?」

「そう。七年前位にこの場所にあった麦畑で一緒に遊んだじゃない。祐一だよ。」

「うそ。祐一なら私の一歳年下。そんな子供じゃない。」

なんだか、舞に精一杯、否定されている。

「うそなんかじゃないって!こんなに暗いから解らないんだって!顔を月明かりで確認してみてよ!」

「……そんなに言うなら確認しても良い」

舞は少し考えた後に祐一を連れて月明かりの差す窓までやってきた。僕の顔を確認したあとに

「……本当にあの頃の祐一そっくり。」

「だーかーらー!祐一なんだってば!!」

どうしても舞は僕が祐一であることを認めたくないみたいだ。

「……百歩譲って祐一。」

「百歩譲らなくても祐一なんだってば。」

呆れた顔で舞を見る。不意に舞は視線を僕からを外した。

「……子供は家に帰らないと駄目。」

「舞は帰らなくて良いの?」

「……私はやることがある。」

もしかしたら間違っているのではないかという事に賭けて確認をする。

「何をするの?」

「……魔物を狩る」

「ねぇ、舞それは本当に魔物なのかな?」

そういった瞬間に舞の顔つきが厳しいものになる。それを無視して言葉を続ける。

「本当に狩らないと駄目なの?」

「……私は魔物を狩るものだから。」

「なら、僕はそれを全力で止めて見せるよ。あまりにも舞が可哀相だから」

「……祐一もどきも邪魔するの?なら容赦はしない。」

「だからぁ!僕が祐一なんだってば!」

お互いに後ろに飛んで、僕と舞は間合いを空けた。幅が4メートルに満たない廊下で僕と舞は対峙している。最も近い階段は僕の後ろだ。

(ごめん。ウィッシュ、力を借りるよ。舞は絶対に止めないといけない。)

『……解った。私もそう思う。不測の事態には私が対応しよう。』

二人の距離はじりじりと縮まっていく。舞は両刃の剣を脇構えで構えている。僕は丸腰だ。

先に動いたのは舞だった。舞が剣を見せないまま僕に向かってくる。

剣が放たれた瞬間、僕は包帯の巻かれた左手で舞の剣撃を受け止めた。舞の剣を受け止めた瞬間に右手で舞の鳩尾に掌底を入れる。

「か、はぁ」

僕の左手は切れてもいないし、変化は無い。舞は掌底を入れられて2メートルくらい飛んだ。

「やっぱり体格差が出ちゃうなぁ……」

舞は顔を顰めて立ち上がる。僕の左手が斬れていないのがよっぽどショックみたいだった。

「……油断した。もう、油断はしない。祐一、吹き飛んで。」

「え?」

ダン!その瞬間に階段近くの壁に僕の体は叩きつけられていた。距離にして大体10メートル。

「ごほ」

高い木の上から突き落とされたみたいな衝撃を受ける。霞んだ目で舞がゆっくりと僕に近づいてきているのを見た。

『あれは、言霊か?』

(知り合いなの?説得できない?)

『今は、無理だな。』

僕は立ち上がって舞と再び対峙する。

「……祐一。退いて。」

「嫌、だよ。」

「……そう。」

僕は構えて舞と距離を置く。舞は、剣をだらりと構えている。

「祐一の手足を拘束。」

見えない何かが僕の手足を拘束する。僕は左手を振るってその見えない力を潰していく。

「……うそ。」

「舞の精霊の力は綺麗だね。この力では僕を止めれないよ。」

「祐一は今晩、喋れない。」

喉から僕は声を出せなくなってしまう。

(ウィッシュ!同調して!)

僕の口から女の人の声がする。ウイッシュが同調しているからだ。

『はじめまして。舞さん。私は相沢祐一の守護精霊だ。この力、解かせて頂く。』

「……え?」

ウィッシュに同調してもらって、舞にかけられた力をウィッシュに解いてもらう。

「すごい力だね舞。びっくりしちゃった」

「……びっくりしたのはこっち。」

「ねぇ、舞。退いてくれないかな?舞が退治しようとしている者の事は何なのか知っているの?」

舞は、体をビックと震わせて僕のほうを睨む。

「知っている。元々私の力……」

「だったらなんで!」

「……祐一には関係ない。」

舞はそのまま後ろに飛んで距離を置く。

「理由はわからないけど、絶対に止めて見せるよ。」

「……私は止まらない、止められない。」

3度目の対峙。

「……祐一を止める手段が無いわけじゃない。祐一、強く吹き飛んで。」

舞から紡がれた言葉によって僕は再度、壁に激しく叩きつけられた。

「剣を6本複製。」

霞む視界の中で見えたのは舞の複製された剣が僕の左肩に突き刺さる場面だった。

「ぐあぁ」

力を入れて左肩から剣を抜こうとした瞬間に抜こうとした右手に剣が突き刺さる。

「あぁ!」

あとは、決められたように剣が右肩、両足の太もも。左手に突き刺した。ただ左手には突き刺さらなかったけど。

壁に貼り付けにされて、血が容赦なく流れていく。

『まずい!主よ同調を……』

「我が手に稲妻が宿る。」

ウィッシュが同調をしようとした瞬間に舞の手が僕の頭に触れられた。

バチンという音と共に僕の意識は、消えていく。僕の耳に

「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

と言う、叫び声を残して。約束守れなかったなぁと思いながら意識は閉じてしまった。

マイはあれから意を決して階段を降りていった。降りて行って目にしたのは、さっきまで優しくしてくれた少年が

剣で壁に貼り付けにされている途中の風景だった。動いている祐一の左手が、だらりと力なく落ちる。

それを見てマイは祐一が死んだと思って叫んだ。そして、マイの中の何かがカチリと音を立ててはまる。

「……魔物。ようやく見つけた。」

マイの耳に耳障りな音が聞こえてくる。

「……赦さない!今まで、逃げてきた。でも、でも、今日は別!今日この場であなたを殺してあげる!」

マイの中は恐怖よりも憎しみのほうが強かった。

「……それはこっちの台詞。」

舞とマイは、初めて正面を向き合って対峙した。憎しみと憎しみが渦巻いている。

片方は、自分にはあまりに大きすぎた力に対する憎しみ。

片方は、生まれて初めてを沢山与えてくれた優しい少年を殺された憎しみ。

先に動いたのはマイだった。一直線に舞に向かって跳ぶ。

「壁が立つ。」

舞の目の前に見えない壁が出来た。

「そんなもので、私が止められると思ったか!」

グシャという音と共に壁は崩れ、その勢いのまま、舞に一撃を加える。

「うっ」

吹き飛ぶはずだが、舞は吹き飛ばない。後ろを2体目のマイに押えられているためだ。

「そのくらいじゃあ、赦さないんだから!」

ニ撃目の衝撃が舞の体を貫く。舞は歯を食いしばってそれに耐えて、目の前のマイに向かって全力で剣を振り下ろす。

剣はマイを真っ二つにしたが、その瞬間に舞は後ろからの衝撃で前に飛ばされた。

「くっ……本体じゃなかった……」

「私を怒らせた事を後悔させてあげる。」

舞は体勢を立て直す。

「魔物を拘束。我が剣に光が宿る。」

マイは一瞬拘束されるが、あっけなくそれを破壊してしまう。

しかし、舞にはそれで十分だった。その一瞬の間にマイを切り刻み、光を叩き込む。

そのマイは崩れ去ってしまう。が、舞の後ろから笑い声が聞こえる。

「また本体じゃない……」

「ふふふ、そうね。」

舞は構え直して、マイに対峙する。

「……次の一撃で止めを刺す」

「なら私も止めを刺してあげるわ。」

二人は間合いを取ってお互いに力を溜め込む。マイは、分身を集め、舞は静かに精神集中する。

「……筋力を強化、我が剣に宿るは破壊の力。滅ぼすのは私の敵。滅べ。奥義、煌き」

「私の力、その全てを見せてあげる。そして何も残さないんだから!虚無に帰れ!バニティ!」

二人は奥義を持って激突する。

舞は全力で剣をマイは力を集めた右腕を、お互いの心臓に向けて振るう。

その二つの力がぶつかる瞬間。二人の間に影が入り込んだ。

暗い、暗い、意識の底。

(僕は、役に立たなかったね。それよりももっと酷い事をしたのかもしれない。)

少しずつ、辺りが明るくなってくる。寒い。とてつもなく寒い。

(寒い。でも、僕よりももっと寒い思いをしている人がいるんだ。)

寒さと共に体の痛みがよみがえってくる。

(痛い。でも、僕よりももっと痛い思いをしている人がいるんだ。)

意識が戻る。目はまだ開けれない。それほどの体力が無かった。それに怖かった。

(僕は、そんな人をもう、見たくない)

無い体力を集めて目を開ける。霞んだ目で目の前を見ると、そこでは舞とマイが戦っていた。

意識が朦朧とする中、悲しかった。それを止めなくてはいけない。そう思った。

「僕は、力が欲しかった。勝てなくても良い。誰にも負けないそんな力が。」

『気がついたのか!』

ウィッシュに気がつかないように、祐一は続ける。体全体の回路に魔力を回して詩を詠い続ける。

「もう、誰も悲しむ顔は見たくない。それを叶えるだけの力が。」

声がふと変わる。祐一の口から女の声が紡がれる。

『私はその心に触れて、涙するものなり。我が涙は湖を作り、やがてそれは聖剣を作る。汝は苦痛と聖剣を手にとるか。』

また祐一に声は戻る。

「どんなに苦しくとも、痛くとも、目の前の人の悲しむ顔を見ないですむのなら、僕は聖剣を取る。」

また、女の声に戻る。

『ならば、我は汝に聖剣を授けよう。』

二人の声が、重なる。

「『エクスカリバー』」

祐一の奇跡の力が行使された。体から舞の複製された剣が抜け、激しい痛みと共に傷が急速に塞がっていく。

祐一はそのまま、正面で戦っているマイと舞の間に体を滑り込ませた。

お互いに奥義の一撃を放ったマイと舞の見たものは、間に立っている。ボロボロの祐一だった。

その姿は、マイの方の奥義を受けた右手はちぎれ肘から先は無い。そして右足はおかしな方向に折れ曲がっている。

舞の方の奥義を受けた左手はそのままだが、全身が切り刻まれている。血が落ちていないのは包帯を巻かれた左手だけだった。

左足だってあらぬ方向に折れ曲がり、わき腹には大きな穴が開いている。血が、そこらかしこから流れ出ている。

立っているのが不思議なくらいな傷、いや生きているのが不思議なくらいの傷を負っている。

「「え?」」

二人のマイの声が重なる。

「「どうして?祐一が?」」

「二人とも、喧嘩は駄目だよ……」

祐一はそのまま、崩れ落ちる。

「「祐一!」」

祐一の傷は急速に直りつつある。しかし、その服は直る事は無い。

舞とマイは、それを複雑な顔で見ていた。二人とも奥義を放ち、力も限界。その場でへたり込んでしまった。

マイと舞には傷一つ無い。ただ、奥義を放った疲労感があるだけだ。

舞の剣は砕け散って、跡形も無い。マイは力を溜めないと行動が出来そうにない。

二人はただただ、無言だった。

「……ねぇ。」

「なによ。舞」

その沈黙を声で破ったのは、意外に舞だった。

「……」

「私からも言いたいことがあるの。」

「なに?」

「もう終わりにしない?こんなこと。」

祐一を挟んで、二人は真剣に目を合わせる。

「……私もそうしたい。」

「なら私を受け入れてくれる?」

「えぇ。」

舞は手をマイのほうに向けて、マイも手を舞の方に向けてお互いに差し出す。

「こうして、こんな風に分かり合えたのは、祐一のおかげかな?」

自嘲的な笑みを浮かべたマイが言う。

「……祐一のおかげ。」

殆ど無表情の舞がはっきりと微笑んだ。

お互いの手が重なり、マイが光の粒子となる。光の粒は、舞の手から舞の中に静かに入り込んだ。

「ありがとう。マイ。ありがとう祐一。」

舞は、ゆっくりとそう言った。

(ちょっと!勝手に私を消さないで!)

「……そんなこと知らない。」

(舞を完全に認めたわけじゃないんだからね!祐一のためよ!)

仲が良いんだか、悪いんだか良く分からなかった。

舞の目の前には、怪我が殆ど治って寝ている祐一。傷は殆どなく、右腕も再生し始めている。

その顔は安らかに眠っている子供だった。

その祐一が寝言を言う。

「舞。また喧嘩したら嫌だからね……」

そんな言葉に微笑みながら舞は、その祐一を背中に背負って、舞は中庭に向けて足を向けた。

後に神遠の三女神と呼ばれる存在の内の一人目の誕生である。しかし、まだそれはまた遠い先のお話。

中庭では、冬葵、祐治、彰雄の三人が集まっていた。

「力が解かれたと言う事は、もう終わったと言う事か?」

一番最初に口を開いたのは彰雄だった。

「そうだな。良くも悪くもそうなんだろう。」

「……そうね。」

その時、背中に祐一を背負った舞が校舎から現れた。

「舞!」

それを見た冬葵は走って舞の元に向かう。残された二人は、ゆっくりとそっちへ歩いていく。

舞の元にたどり着いた冬葵に舞は謝った。

「ごめんなさい。お母さん。私が間違ってた。」

「舞の力はどうしたの?」

「祐一のおかげで、間違いに気がつけたと思う。」

「そう。良かったわ。」

「ありゃ?何でこんな所に息子がいるんだ?」

そこに辿り着いた祐治はおかしな声を上げた。舞は、何かを思い出すように声を出した

「……確か、お母さんの趣味が嫌で逃げたとか言ってた。」

「そうか……ここに逃げたわけだ。」

「祐一君は今夜貸して貰えないかしら?祐治」

「あぁ。かまわん。舞ちゃんの力も戻ったみたいだしな。邪魔者はさっさと退散するよなぁ?彰雄」

「そうだな。では帰るか祐治。」

話しが決まったら、二人は踵を返して学院から出て行く。

「祝杯を挙げないか?彰雄」

「そんな事していたら、有夏君が拗ねるぞ。」

「そうだった……」

「また今度誘ってくれ。そのときはゆっくりとご馳走になるよ。」

舞と冬葵の二人はゆっくりと、夜道を歩いている。二人とも言葉はない。気まずいと言うわけではない。

舞がどう説明して良いか判らないだけだった。冬葵はそのまま舞が話してくれるのを待った。

そして、無言のまま家に辿り着いた。

家について、祐一をリビングのソファーに寝かせる。

その時、祐一が目を覚ました。

「あれ?ここ何処?」

舞からマイが、飛び出て祐一に抱きつく。

「祐一!祐一!大丈夫!?」

「マイ、無事だったんだ。」

「……祐一。私も無事。」

冬葵はその風景を微笑みながら見ている。

「祐一。私は、祐一にいっぱい、いっっぱい迷惑かけたよ。」

「私も。」

「心配かけてごめんね。それにありがとう。」

「……ごめんなさい。それにありがとう。」

マイと舞は祐一に向かって謝る。

「舞にマイ。二人とも無事でよかったよ。」

そんなことも何事もなかったように僕は呟く。

「うん!祐一も無事でよかった!」

マイはうっすらと涙を浮かべて僕を見ている。僕に抱きついたまま。

「……マイ、祐一から離れて。」

「いやよ!」

僕にべったりとくっ付いているマイに舞が睨みを効かせている。

「それにしても同じ名前ってなんだか、ややこしいね。何とかならないかな?」

「そうね。」

「……良い名前がある。」

「どんな?」

マイは心底、嫌そうな顔を舞に向ける。それを無視するように舞は言った。

「ゲレゲレ。」

「ぜぇっっっっっったいに嫌!絶対絶対!駄目!駄目駄目!だめぇ〜〜〜〜〜!」

マイが大声を出して否定をする。それが分かっていたのか、マイが叫ぶ前から舞は耳を手で塞いでいた。

マイの声が終わったのを目で確認して、耳を塞いだ手をどけて舞は一言呟いた。

「……冗談。」

「冗談には聞こえなかったよ!」

やっぱり舞とマイは仲が良いのか悪いのか解らなかった。僕と冬葵はそれを見て笑っている。

舞は何か思いついた顔をして、もう一度いう。

「……じゃあ、ウーマロ?」

「マァ〜〜イ?ちゃんと考えてる?本当に、本気で怒るよ!ちゃんと考えてよ!実は考えるの放棄してるでしょ?しかも疑問系だし!」

「……祐一、マイが怖い。」

確かに、笑顔で凄みを利かせるマイは怖いと思った。マイには悪いけど。

その時、冬葵さんが、会話に入ってきた。

「私が決めても良いかしら?」

マイは僕から離れて、冬葵さんの方に向く。舞も冬葵さんのほうを向く。

「「お母さん。」」

「それが良いんじゃないかな?」

僕が、マイと舞いに向かって言う。

「母さんが決めてくれるの?」

「駄目かしら?」

「……お願い」

「うん。私もお願いします。」

「じゃあ、恵(けい)なんてどうかしら?」

「「恵?」」

マイが何かを考えている。

「めぐみの文字の恵。」

「川澄恵……うん!私は川澄恵。よろしくね!母さんに祐一!」

恵が祐一と冬葵さんに挨拶をする。

「うん。よろしくね。」

「新しい娘が出来て嬉しいわ。」

僕と冬葵さんはそう返した。ただ一人、舞は顔を曇らせている。

「……恵。私を忘れている。」

「あ!舞を忘れてた!」

「ぐしゅぐしゅ、恵がいじめる。祐一慰めて……」

僕の隣に座って僕に向かっていう。

「あ!ずるい!私も私も!」

恵は負けずに舞と反対側の僕の隣に座る。

こうして笑いながら、夜はふけていった。夜の住民は無事に昼の住民になり。

力を拒んだ少女は力を認め、受け入れた。

その娘の母親は、新しい家族を心から受け入る。

この家族はもう大丈夫。

力を拒んだ少女にもう迷いはない。


補足説明。

舞は冬葵・祐治・彰雄との戦い以降ストリクトワードは解除していません。

 

技・奇跡の力説明

奥義煌き

舞の最大の攻撃力を持つ奥義。自分の剣が耐えられないくらいの斬撃と、魔力のほぼ半分をその剣に込めて放つ技。

筋力をストリクトワードで強化している上に魔力の半分を軽く消費してしまうので、捨て身の技の内の一つ。

バニティ

マイの最大の攻撃力を持つ技の内の一つ。分身のマイを一体に集中し、舞に元々あった破壊の力の全てを一点に

集中した技。触れたものは簡単に無に帰る。それほどの威力。

エクスカリバー

正確にはエクスカリバーの鞘と言ったほうが良いかもしれません。ちなみに、

某漫画のように全てが斬れる様になるわけではありません。主な効果としては、自己に負った傷の随時回復。

そして、右腕の硬質化です。マイのバニティに祐一が耐えられたのは、右腕が硬質化していたからと、ダメージを負ってから

すぐに傷の修復に当たったからです。修復にあたっていなかったら祐一君は消えています。 

登場人物紹介追加分 

川澄 恵

 舞の破壊の力が意思を持ったもの。舞の中に住む、もう一人の舞。舞が力を受け入れたので、

恵は昼間でも実体化できるようになった。恵を実体化させているのは魔力とはまた別の舞の力。

今は川澄家で、ゆっくりと暮らしている。普段は舞の中で寝ていて、興味を引くものがあると、勝手に舞から出てくる。

舞とは仲が良いのか悪いのか判らない。でも険悪な仲ではない。喧嘩するほど仲が良いとも言うし。見た目は舞の子供の頃。


あとがき

 舞編、お終いです。かなりあっさりしていると思いますが、これが私の限界です。

これ以上話を複雑に出来るほどの技量も無く、しかも展開は唐突。かなり、こじ付けが入っていると思います。

ともかく、ここまで読んでくれた読者の方に感謝です。感想お待ちしています。ゆーろでした。

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