精霊と人の詩。

   第二十二話  相沢の名前とその意味。〜親子喧嘩〜
ハイプレッシャーを放ち終わってから、腕を持ち上げているのも億劫だと言う感じで秋子は腕を下ろす。 それによって巻き上げられた粉雪。それは徐々に重力に従って地面に落ち、徐々に視界を回復させる。 その光景は幻想的だった。6枚の翼から飛び散ったであろう無数の羽が祐一を守るかのように螺旋を描いていた。 秋子には分かった。途中で押し返されている感覚を受けたのはあの羽のせいだと。 あの羽が、少しずつ水の筋を細いものにしていったのだと。今度は祐一を守っていたその羽が秋子達に牙を剥こうとしている。 「……行って。」 意思を持つかのように祐一の一言に反応する、無数の羽。一斉に秋子たちの方向へ飛んでくる。 冬葵はともかく、秋子と美晴には避ける術は今無い。美晴は英雄の唄を歌っているため、秋子は極度の疲労感からである。 秋子と美晴が目を硬く瞑ったその時、目の前に黒い火柱が立ち上がった。黒い竜がそこには存在する。 黒の翼を羽ばたかせて空中より地面に降り立った、有夏の守護精霊のティアマットだ。 大きさは5メートルに届くか届かないか。黒い鱗で全身を覆われた竜。魔物とは違う気品を持った魔に属するものがそこに居る。 『有夏からの伝言だ。すぐに私のところに来て、私を守って頂戴。だそうだ。』 「分かったわ。伝言、ありがとう。」 『我としても退いてくれると、とてもありがたい。』 「解ってるわよ。すぐに後退するわ。」 そう答えた冬葵が秋子の肩を支えて、美晴と共に有夏の元まで後退する。 それを見届ける暇すらなく、祐一に向き合うティアマット。祐一の表情は相変わらず解らない。その声は驚いているようだ。 秋子達と対峙したときのように、雰囲気が柔らかくなっている。 「わぁ、黒竜族だ。」 『む?人間に我が種族の事が分かる奴がいるとは……驚きだ。』 「あれ?僕たち、一回戦わなかったかな?あれ?でもその時と姿形がちょっと違うね。」 『何だと?』 「岩が剥き出しになっている谷だったような……あ、でも思い違いかも。」 祐一の何気ない一言にかなり驚くティアマット。祐一とティアマットはこのとき初めて顔をあわせる。 相沢家に伝わる竜の精霊。それは神界から追放された天使と共に一緒に大地に降りてきた。厳密には精霊とは少し違う存在だ。 有夏が次に精霊を受け渡す相手、つまりは祐一の妹の祐夏にしかティアマットを見せた事は無い。 これは有夏の意志でもあり、祐治の意志でもあった。正当な後継者以外にこの精霊を見せるわけにはいかない。 祐一が帰ってきたときにも適応される。祐一と有夏が一緒に居るとき、近くに居るときはティアマットは別の場所で待機していた。 だから、祐一はティアマットにこの時この場所で初めて顔をあわせたわけである。 しかし、ティアマットには心当たりが一つだけある。あの、初めて負けたときの記憶が。 (そう言えば、あの仮面……主の記憶を封じ込めたものではないか?) 珍しそうにティアマットを見る祐一。急いで記憶を掘り返しているティアマット。 (しかもあれは神の鎧。完璧に動いている所を見ると、すでに体組織は人間のそれではないな。完全に封印は解かれたという事か) 「ところで、おじさんは何しに来たの?」 『お、おじさん!?』 「うん。」 祐一の一言に呆気を取られるティアマット。ふと、祐一の雰囲気に厳しいものが入る。 ティアマットのにしてみればそれは可愛いものだった。そのレベルが一番最大であれば。 「おじさんも僕の邪魔しに来たの?」 『邪魔とは?』 「僕は祐夏を探しているだけだもん。何でみんなは邪魔するんだろ……」 『ふむ、なら我と少し付き合ってもらおうか。』 「何で?」 『お主に祐夏を守れるだけの力があるのか試させてもらおう。』 「……おじさんも僕を邪魔するんだね?容赦しないよ!!」 『我を誰だと思っている!人間!我こそは黒竜族の王、ティアマットなるぞ!』 「そんな事、関係無い!!」 祐一がいきなりティアマットに向けて飛び掛った。ティアマットの知っている速度、懐かしい速度。 それを懐かしむように、ティアマットは祐一を器用に捌きながら視線だけは決して離さなかった。 結構な大きさの体だが、その図体を感じさせないだけの動きだ。 完全召喚、完全に再現されきったティアマットの体がそれだけの動きを可能とする。 術者のによって、姿形は若干違うが動きはティアマットが生きていた頃の動きが完全に再現できる。 しかし、体は作り物の為に動きは完全に再現できても威力まではと言うと若干見劣りする。 (しかし、この速度、完全召喚をすると言った時は何かの冗談だと思ったが、今なら分かる。ただの召喚では勝てまい。) 飛び掛ってくる祐一。ティアマットから見れば、その動きは雑でしかない。その腕をとって凶悪な自分の顔の前に持ってくる。 がばぁと口を開き、ゴゥっと火炎を浴びせた。そのまま、地面に叩きつける。もちろん取った腕は放し、投げっぱなしの状態だ。 人間なら簡単に死ねるだけのダメージは与えられている。即死していてもおかしくないだけの、熱量、衝撃だ。 その場から離れるティアマット。まだ動きを見せない祐一。その指がピクリと動いた。 地面に敷き詰められている雪のおかげで、十分なダメージは与えられなかった。そう判断する。 その場に似つかない、まるで名雪が驚いたような声が響いた。 「……びっくり。」 (予想はしていたが、ここまでダメージが無いのは一体何故だ。) 「落ち着かないと駄目だね。お父さんに叱られちゃうよ。」 (祐治……今はお前が恨めしい……この小僧は本当に餓鬼なのか?) 横になったまま、血の上った頭を落ち着ける祐一。相沢祐治の教えはここでもしっかりと守られていた。 頭を振りつつ起き上がる。ティアマットとの距離を開けたまま、何かを考えるように眺めている。 「うん。決めた。」 まるで、商品を選んで決めたような気軽さの声。その声が瞬間に祐一が動いた。 先ほどまで祐一に投げられて地面に散らばっている冬葵のナイフを拾って投げる。 速度、威力共に冬葵のナイフ・インパクトには一歩、届かないが、拾って投げると言う動作の速さと、連続性は祐一のほうが上だ。 投げてティアマットに当たって落ちたナイフをまたフ広い再び投げる。連続した動作で手から離れるナイフ。 ナイフは全て、ティアマットの厚い鱗に全て阻まれている。しかし、当てられるのが嫌なのか、避けようとはしている。 あらゆる所から投げられるナイフ。そのためにティアマットの集中力が散漫になっていく。 『そのような物で、我を傷つけられると思うてか!』 「……僕はナイフで傷を付けようとは思ってないよ。」 『ん!?』 一瞬だが祐一を見失う。それは例え一瞬だとしても致命的な瞬間だった。 自分の下からその声が聞こえてくる。それと同時に内臓に響く、ドムっと鈍い音がした。 『がはぁ!』 「ナイフは囮。知っているかな?人の技では、鎧の上から中の人にダメージを与える方法があるんだよ?」 『……っく!祐治の教えか!?』 「違うよ、おじさん。お父さんじゃなくて神無さん。僕の体術の半分以上が神無さんに教えてもらったんだ。」 『なんだと!』 「こんな風にね!」 『ごばぁ!』 純粋に驚く、ティアマット。祐一の動きは全て、祐治と有夏の教えだと思っていた。 再び内臓に響く音。二度目の打撃で、ティアマットの口の中に酸っぱい物が広がった。 祐一との接近戦は嫌なものだと言わんばかりに距離をとる。とった場所で、内臓に直接響き渡る痛みに顔を顰めていた。 祐一は一旦、追撃しようと言う素振りを見せたが、追撃を諦めて距離を開けて、ティアマットの動向を窺っている。 (接近戦ではこちらが不利だな。あれだけ小回りが利くとなるとこの図体では対応が出来ん。) 「おじさん?どうしたのかな?」 (相手は子供だとは思わない事が重要だな。本気で相手をさせてもらう。) 「来ないのならこちらから行くよ!」 『やはり、まだ餓鬼か……しかし、手加減はしない。』 相手の最高速、動き方の癖、体の構造、行動パターン、それらを見ていれば大体の動き方は見当がつく。 全ての神経を自分の周囲に張り巡らし、祐一を殺すべく、思考を張り巡らせる。 最初のような怒りに身を任せた雑な動きでは無い。洗練された動きをその身に感じる。 いきなり後ろを振り向き、そこを通過しようとする祐一の頭をその腕で掴み、反撃させる間も無く大きく振り上げ、地面に叩きつける。 開いているもう一つの腕で背中の羽の付け根の中心を強打する。それは雪を押しのけ、凍った地面に祐一を叩きつけた。 そこから飛びのき、全ての魔力を込めて詠唱を開始した。 『我こそは、黒竜族の王。元始の炎より生まれ、業火の化身である。我はそれを誇りに思う。』 ティアマットの口を中心に三つの円陣が空中に浮かぶ。それはどんどんと一つに収束していく。 『地獄の業火、我が誇り、その身に受けきる事は出来るものか!受けてみよ!イビルフレア!!』 収束しきった円陣から一つの真っ黒な塊が現れる。それは現れた事すら感知させない速度で 倒れている、祐一の下から現れた真っ黒な炎に重なった。その真っ黒の炎は祐一を包み込み、その姿を見えなくする。 黒い炎はけたたましい音を立てて生ける目標に絡みつき、その命を奪いつくそうとする。 「我こそは炎の化身、イフリートなり。全ての炎の精霊に告ぐ。我に答えよ。我に付き従い、我が声に応えよ。」 ティアマットにはその詩は聞こえていない。けたたましい音を立てる黒い炎が、ゆらりと大きく揺らめいた。 「炎、その化身たる我に火の剣を抜かせるか。悲しきかな、悲しきかな。その身の無力、無知、思い知れ。レブァテイン・セイス 。」 纏わりつく黒い炎を切り裂くオレンジの一筋。それはティアマットへ向かって真っ直ぐに飛んでいく。 反応に遅れる、ティアマット。頭にその筋がぶち当たる瞬間手前で、ティアマットの姿が掻き消えた。 続いて、祐一に絡み付いていた黒い炎はその姿を消す。そこの場所には祐一が立っている。 体のあちこちに火傷を負っているが、それが徐々に再生しつつある。祐一はただ呆然と力を放った方向を見ていた。 ティアマットが背にしていたのは山だったから良かった。もし城壁であったのなら、凄まじい被害が出ていたであろう。 一筋が通った後には半円状に抉られ真っ赤になった地面。それは道のように真っ直ぐに伸びている。 その道を辿ると山の麓には真円の穴が開いている。真円の向こう側に海が見えそうだった。 真っ赤になった地面からはまだ熱を発している。人が近づけば間違いなく火傷ではすまない温度だ。 のちに熱が冷め、地面が硝子状に固まった後の話になるが、山の向こうにある海に港が出来、エアとの交易の要となる。 しかし、これはまだ先のお話。そんな事を考えらるほど、余裕がまだ無い。 「間に合った!?」 『助かった。有夏の英断に感謝する。』 「良かったわ……それにしても、あれは何処でどうやって覚えたの?」 『多分、精霊界であろう……先ほどの光の柱といい、出鱈目も良い所だ』 嫌な予感がした有夏は無理やり、召喚を取り消しティアマットを手元に呼び戻していた。 どちらの顔も険しい。ティアマットは表情が読み辛いが、雰囲気からでも険しい顔をしているだろう事はわかった。 「ティアマットを降ろす。本当はしたくないが……」 『……それしかないか……』 「ちょっと待ってよ!あなた!」 「それ以外に方法があるか?一撃に賭けてあの仮面を叩き割る。と言うか一撃以上は俺の体が持たない。」 「……」 『祐治の体で、あれを相手にするにはそれが限界だろう。』 「冬葵。剣を貸してくれ。俺の剣は息子に叩き折られてしまったから。」 「分かったわ。あとで弁償してね。」 「ターン・ソード。」 もう既に、ティアマットを祐治の体に降ろす事は決定事項といわんばかりに淡々と進める祐治。 鉄で出来た剣を祐治の能力で何かの鉱石に変える。祐治はその剣を2、3回振って良しと言った。 「有夏。行ってくる。」 「なによ。そんなもう死ぬみたいな顔をして。ちゃんと不良息子を更生して帰って来なさい。」 「あぁ。分かってるさ。」 『では、体を借りるぞ。祐治。』 「ティアマット、同調を。」 『解っている。』 祐治の肌の色が黒く、皮膚が鱗状に変っていく。目は赤く変色し、姿形が人間ではなくなった。 有夏はそんな祐治を悲しい目で見ている。秋子もこの姿を一度見ているので、そんなに驚きはない。 しかし、冬葵と美晴はそれをはじめて見る為に、驚きの声すら出ないほど驚いていた。 だん。と言う音を残して、それは祐一に向けて走り出した。 祐治の体中の筋繊維が悲鳴を上げている。祐一を視界の中に収めると、悲鳴を無視して速度を上げた。 ピシ、ピシッと切れていく筋繊維。負荷がかからない状態でも既にダメージが体に溜まっていく。 かなり開いていた距離をあっという間にゼロの近くまで縮める。 祐一がこちらに気がつき、振り向いたがもう遅い。祐治の体を借りたティアマットが確信する。 剣の範囲に入り、祐一との距離がゼロになる。振り向いた祐一に避ける術はもうなかった。 祐一にかぶさっている仮面に、祐治の体の限界を超えた速度で繰り出される斬り上げの一閃。 真っ白の仮面に当たった瞬間。ぶちぶちっ!という音が祐治の体のいたる所から聞こえた。 仮面は斜めに両断され、上の半分が空高く舞い上がり、もう一つは重力にしたがって地面に落ちる。 その二つともが、地面に落ちる前にさらさらと砂のように消えていく。祐治はその一撃を放った後に、膝をつき仰向けに倒れた。 祐一は顔を押えて、地面にうずくまっている。声は出ていないが、苦しそうだった。 冬葵の剣は斬りつけた剣先の部分が崩れている。仮面を両断した衝撃に剣が耐えることが出来なかったようだ。 もし、これが鉄の剣ならば、その衝撃で剣の半ばから折れていたかもしれない。 「……確かめないと。」 「……おいおい、嘘だろ?」 そんな一言を残していきなり飛び去った祐一。その先には大きな森がある。 祐治は一人取り残され、呆然と祐一が飛び去っていく方向を見ていた。 時間はかなり戻る。森の中。恵と往人が向かい合っている。往人がトランクより甲冑を手を使わずに取り出している。 往人が人形をと言うフレーズを口にしてからそれに対して恵がいちゃもんをつけている。 「ねえねえ!国崎さん。それ人形じゃなくて、甲冑だよ??」 「う、うるさいな!言った事は、集中するためのフレーズだ!」 「え〜〜?何で?人形よじゃなくて甲冑よって言ったほうが絶対に格好良いよ?」 顔を赤くしてむきになっている往人が恵に反論する。恵は相変わらず、不思議そうな顔だ。 「それだと、巧く集中できないんだよ!」 「でも、どう見ても人形って感じじゃないよ?」 「だから……」 「もしかして……お人形遊びが趣味?」 「それは完全に否定させてもらう。それはありえない。」 そんな口論が続き、周りのメンバーがいい加減、勝負を始めないかなぁ。とか思っていたときにそれは起こった。 神遠の街の方角に、大きな光の柱が落ちる。皆がそちらを見て、呆然とする。 一番早く動き始めたのは佐祐理だった。隣にいて呆けいている、北川と一弥に平手をお見舞いして、 呆けている状態から抜け出させる。そして舞の方向を向いてから頷き、街の方向へと駆け出した。 舞もその後を追う。遅れて、北川に一弥が続いた。そして最後に恵が舞に呪いの言葉を吐き出しながらその後に続く。 「おい、勝負は!?」 「ごめんね〜!また今度!」 問いかけに、舞への呪いの言葉はやめて、振り向きつつその問いを答える恵。そのまま、走り去ってしまった。 観鈴の肩から往人の肩に移った烏が往人のこめかみをズビシとその嘴でつついた。 「!!」 『観鈴!居候!こんな面白い事滅多にあらへん!後を追うで!』 「……え?う、うん!」 「……分かった。」 『上から誘導するさかい、ちゃんと、追い付くんや!』 往人の肩から飛び立つ烏。それを見失わないように二人はエターナルメンバーを置いて走り出した。 観鈴はちょっと呆れた顔で、往人は手でこめかみの辺りを擦りつつ、しょうがないと言う表情だった。 「お母さんが直接来ればよかったのに……」 「まったくだ……」 烏に聞こえるはずのない、そんな呟きは宙へと消えていった。 取り残される、エターナルメンバー。浩平が思い出したように、往人達の後を追って走り出した。 浩平を追うようにして残された二人も走り出す。浩平の背中を追う二人、その二人の位置からでは浩平の表情は見えなかった。 「浩平!これ以上の深入りはどうかと思うんだよ!」 「そうよ!まずいわよ!折原!」 「こんなに『面白い』事を放っておくほど、人間が出来ていないんだよ!」 「待ちなさい!折原!」 「追いつけるなら追いついてみやがれ!だよもんにナナピー!」 プッツンと言う音が留美から聞こえた。その音を隣で聞いていた瑞佳は人知れずため息をついた。 これで浩平に追いつけない限り、戻る事は不可能。しかしこの3人の中で一番逃げ足が速いのは浩平だった。 浩平の行動はいつも気まぐれだもんね。そんな顔で、浩平を見失わないように走り続ける。 隣を走っている留美はと言うと、捕まえたらただじゃおかないんだから!とやる気満々な顔をしていた。 彼女たちは森を抜けたその先で、この世の物とは思えない光景に出会い、言葉を失った。 明らかに魔物とはいえ、学院のグラウンド一面にその屍骸が埋め尽くされている。 状況を確認するために、その場できょろきょろと周りを見回す。学院の方を見ると、学院からは火の手は見えない。 幾人かが、まだ学院が堕ちていないことに安心しつつ、また周りを見回す。 そして、レブァテイン・セイスの光を見ることになった。その光は、彼女たちをその場に凍りつかせるには十分な代物だった。 その威力は桁違いとしか思えない。しかもそれを放ったのは、よく分からない上に同年代の青年らしき人。 加えて、その後にいきなり飛び出てきた全身黒尽くめの人が、青年の何かを叩き斬る一部始終。 そして、翼を生やした青年が自分達が出てきた森の方角に飛び去るのを目撃する事になった。 飛び去った青年を見ても、誰一人として声を発する人は居なかった。
補足説明 神の鎧:元は祐一の左腕に巻かれていた包帯。生きている鎧で、勝手に再生したりする。 防御力は大地の鎧とは比べ物にならない。神のみがつけることの許された、というか起動出来るだけの魔力と体組織が 無ければ鎧にはならない。包帯状の時は魔力を際限無く吸うだけの存在。普段、祐一はずっと魔力を吸われ続けていた。 鎧を纏う事が出来るのは神、実力の飛び抜けた天使、実力の飛び抜けた精霊のみ。ただし、精霊の時は鎧には出来ない。 そのために格段に防御力が下がる。鎧状に出来るのは神と天使のみ。しかし鎧状に出来なくても人には驚異的な防御力。 技説明 イビルフレア:ティアマットの得意技で、本人曰く、地獄の業火。その炎は黒く、相手を焼き殺すか 自分が殺される、または自身でそれを解除するまで消える事は無い。 レブァテイン・セイス :古代の八精霊の火のサラマンダーの技。熱を一点集中、その後放射。それで敵を殲滅する。 ウンディーネのアブソリュート・ゼロの対極にある技。
あとがき 何となくですが、いえ、何となくじゃなくて確実にですが、書いていて戦闘表現に納得できない自分がいるんです。 ここってもうちょっと良い表現があるんじゃないの?とか、あれれ?文がねじれてるんじゃないの?これ…… と症状の軽い物から致命的なものまで有るんです。何回か読み返しては見るのですが、そのたびにここは気に食わないから って書き直しばっかり……こねくり回した挙句に一番初めのに落ち着く事だってあります。はぁ、文才のある人が羨ましいです。 こんなゆーろですが、ここまでお付き合いいただいてありがとうございます。まだまだ頑張りますので見捨てないでください。 よろしくお願いします。粉骨砕身、がんばります!ゆーろでした。
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