第二話  生活と入学試験。


 

知らない天井。

ここは何処だろうか?ちょっと思い出してみよう。

えーっと。精霊界の僕の部屋で寝ていて、

気がついたら雪の降る町にいて……

そうか!帰ってきたんだ。それで、ここは何処?確かあのまま寝たんだよね?

だったら水瀬家のリビングのはずなんだけど……

多分お父さんが運んでくれたんだろう。あとで、お礼しとかなきゃ。

とりあえず、起きて挨拶をしよう。

「おはよう。ウィッシュ。」

『……』

「今日も元気そうだね。」

さて部屋から出て、母さん達を探さなきゃ。

「リビングに行くと、そこにはお父さんがいた。」

『……主よ。誰に話しているのだ。』

「ん?お父さん。」

「祐一。朝の挨拶と受け取って良いのか?」

「あ!お父さんおはよう。」

「あぁ、おはよう」

「そう言えば、お父さん達は何処に住んでるの?」

「表札を見なかったのか?ここだぞ。」

そういえば、表札に水瀬、相沢って書いてあったような……

『……』

「そうなんだ。お母さんは?」

お父さんは、珈琲をすすりながら

「今、食堂で朝食を食べていると思うぞ。」

「ありがとう。僕もご飯食べてこよっと」

「あぁ。そうしなさい。」

お父さんを置いて食堂のほうへ移動する。

「おはよう。お母さん。秋子さん。」

「おはよう。祐ちゃん。」

「おはようございます。祐一さん。朝ごはんはどうします?」

「お母さんと同じのをお願いします。」

そう頼むと秋子さんは台所に入っていった。

その時、大音量の銅鑼の音が鳴り響いた。

『何事だ!』

「な、何が起こるの!?」

「祐ちゃんは初めてだったかしら。名雪ちゃんの目覚ましよ。」

秋子さんが食堂に戻ってきた。

「祐一さん。すみませんが名雪を起こして来てもらえませんか?」

「いいよ。でもそんなに目覚めが悪いの?」

秋子さんとお母さんはため息を吐いて

「努力はしてるんでしょうけど……」

「39連敗中よ。」

「39連敗?」

お母さんが疲れた顔をしながら

「名雪ちゃんを起こすのに失敗することにね。」

「そんなに酷いんだ……秋子さん。ネコの毛とかありますか?」

「ありますよ。」

「秋子も相変わらずね。」

「ハイ、どうぞ。」

それを受け取ると、僕は名雪の部屋に向かった。

ネームプレートに「なゆきのへや」と書いてある。

ただ、かなりすごい音がさっきから耳を襲っている。

『……ある意味尊敬に値するな』

「そうだね。」

決心して、扉を開ける。そしてすぐに銅鑼を止める。ようやく音が鳴り止んで、ベットを見ると。

「すぅー」

『……』

まだ寝ている名雪を見てウィッシュが絶句していた。

「すごいね。とりあえず起こそう。」

音は期待できないので、ゆすぶってみる。

「名雪!朝だよ。起きて!」

そういって揺すぶってはみるものの、体格差のせいでまったく効果は現れない。

「うにゅ。」

「うわ!」

ぐわぁ〜ん。

それどころか、寝返りで飛ばされて、銅鑼に頭をぶつけてしまった。

「痛たたた……」

『主よ。大丈夫か?』

「とりあえず大丈夫。しょうがないけど、ウィッシュ。力を貸して。最終手段だよ。」

『ここまで強敵だとは…しょうがあるまい』

ちなみにウィッシュが初めて「強敵」という言葉を話していた。

さっき秋子さんから受け取った、ネコの毛を取り出す。

そして右手に力を集中させ、詩を詠う。

「この生きた証に僕の使いとして、一時の再生そして一時の生命を。息吹」

そうすると一匹のネコが現れた。

「おはよう。今度からお世話になるよ。」

「うなー」

「ねこ!」

「うなー!」

ものすごい勢いで名雪が目を覚ましたものだから、ネコが逃げて行ってしまった。

「おはよう。名雪。」

『何なのだこの人間は……』

ウィッシュはやっぱり納得できないのか、絶句していた。

「祐一!ねこは!」

「そんなことより、名雪。朝はおはようだよ。」

「おはよう!ねこは!」

ものすごい形相で睨んでくる。最もそんなに怖くないけどね。

「驚いて下に行っちゃった」

そう言ったが早いか、名雪は一目散に降りていった。

「ねこー、ねこー」

「任務完了」

『……納得が出来ん。』

「とりあえずご飯食べよっと」

一仕事を終えてリビングに戻ると、お父さんが固まっていた。

今はご飯が食べたいのでその横を通り過ぎる。

「今日は吹雪かな……」

そんな呟きが聞こえたような気がした。

食堂に入ると、名雪がパンにジャムを、いや、ジャムにパンを乗っけて食事していた。

その横で母さんと秋子さんが固まっていた。

「今、七時半よね?秋子……」

「これは夢かしら……」

朝ごはんが用意してあるのでそれを食べる事にする。

「いただきます」

ネコを膝に乗せてご機嫌顔でジャムを食べている名雪。

「そういえば、ネコアレルギーは出ないの?名雪。」

「ネコさんに、イチゴだよ〜。朝から幸せ〜」

「『……』」

今の名雪は多分無敵だと思う。何をしても無駄だろう。そう決め込んで、ご飯を食べる。

「無駄だろうけど、言っておくよ。もうそろそろネコさん消えるからね。」

ちょうどそのとき、ネコさんが消えてもとの猫の毛に戻った。

「あれ!ネコさんが消えた!」

秋子さんその瞬間に声をかける。

「おはよう、名雪。学院には遅刻せずに行けそうね。」

「あ。お母さん、おはよう。」

「秋子さん。学院って何?」

「ねこさんは?」

ふと疑問になったことを口に出して見る。

「そういえば、祐ちゃんは知らないわね。要するに能力の技術を磨く所よ。」

「それって面白いの?」

「通ってみれば分かるよ。祐一も通えばいのに……」

「母さん連れてって!」

「今日は無理よ。お父さんもね。仕事があるもの。」

「秋子さんは?」

秋子さんのほうを向くと、何か思いついたようにやさしく微笑んだ。

「新作のジャムを食べてくれたら、入学の試験に連れてってあげますよ。」

ガタ!名雪とお母さんが急に慌てだした。

「あわわ…早く学院に行かなきゃ!行ってきます!お母さん」

「ゆっくりし過ぎたわね!祐治!行くわよ!」

お父さんは何か感じ取ったのかすぐに頷いて

「ご馳走さん。秋子さん。ちょっくら行ってくるわ。」

そう言って家を飛び出していった。

「あらあら、いってらっしゃい」

「いってらっしゃい。ところで秋子さん。それは甘いの?」

「甘くないのも有りますよ。」

「じゃあ甘くないほうで。」

そう言うと、秋子さんはオレンジ色のジャムを取り出した。

それを食べると口の中に不思議な味が広がった。

「これって完全栄養食品ですか?」

「あら、良く分かりましたね。」

「これだけ薬草の類が入っていたら気がつきますよ。」

秋子さんは嬉しそうだ。こんな事で喜んでくれるのなら、また食べてもいいかな?

「約束通り、入学試験に連れて行ってくださいね。」

「了承」

秋子さんと朝ごはんを食べながら学院の話を聞く。

「学院ってどんな所なの?」

「学校みたいな所ですね。能力の技術を伸ばす、知識を蓄えるのが主な目的ですね。」

「ふーん。入学試験ってどんな事をするの?」

「簡単ですよ。ある物に魔力を込めた回路を触れば、入学できるかどうか分かります」

「それだけで入学できるんだ。簡単だね。」

秋子さんは思い出したように、僕に尋ねてきた。

「そういえば、祐一さんの回路は左手の手のひらだけではありませんでしたか?」

「うん。そうだよ。」

そう答えたら秋子さんは険しい顔をして

「では何故、右手の手のひらにも回路があるんでしょうか?」

「秋子さん。新しく回路が出来る条件って知ってる?」

「知ってます。」

「なら簡単。僕一回右腕全体を失っているんだ。」

秋子さんの手からお箸が落ちた。しかも驚いた顔をしている。

「右腕が無くなった?ではその右腕は何ですか?」

「僕の守護精霊の能力のおかげで再生したんだ。」

「では、今ある回路は何処になるんですか?」

「秘密。」

そう言ったとたん、秋子さんが怒った。なぜなら、

回路が増えるという事はそれだけ大怪我をするということ。

それは、命に関わるほどの大怪我で無いと回路は増えたりはしない。

「何をいっているんですか!そのくらい教えてください!」

「……お父さんとお母さん、他の人に内緒にするなら、いいよ。」

「何故ですか?もっと頼ってくれてもいいのに……」

苦笑を作って秋子さんに答える。

「心配させたくないんですよ」

「分かりました……」

「ご馳走様でした。美味しかったよ秋子さん。」

そう言って僕は、席を降りた。リビングの近くまでいって秋子さんのほうへ向く。

「それでは、見ていてください。」

「何をするんですか?」

「力を回路に回すんですよ。」

そういって魔力を回路に回すイメージを張り巡らせる。全身の全回路に。

「な!こんな事が有り得るんですか……」

包帯の巻いてある左腕以外から緑色の紋様が全身くまなく浮かび上がった。

右手・右足・左足の指先から始まり頭、肩、目、体の全体が緑の紋様で包まれる。

ただ、左腕は巻かれている包帯が、緑色の代わりに鈍い赤の光を放っている。

「ふう。これで良いですか?」

イメージを終了させて、紋様を沈める。

「秋子さんが驚いてるね。ウィッシュ」

『…精霊でも驚くのだ。驚かない人間がいるはずが無い』

「そうだね……」

「祐一さん。さっきのは本当ですか?」

秋子さんが普通に考えれる状態になったのか、質問してくる。

「本当ですよ。」

「そうですか、分かりました。今は言いません。でもいつかは理由を話してくださいね。」

「分かりました。で、入学試験にはいつ行くんですか?」

「では、行く準備をしてください。用意が出来たら一緒に行きましょうか。」

「うん!準備をしてくるよ。」

僕は出発の準備を始めた。

 

そういう訳で、秋子さんに連れられて町の郊外の学院まで来ました。

「わぁ、大きいね。」

『……』

あまりの大きさに度肝を抜かれてしまいました。ウィッシュだって驚いてる。

「それはそうですよ。危険ですもの。」

「危険?」

秋子さんから答えられる言葉に疑問を口にしました。

「えぇ。もし魔の因子が大量に来たらここが、主戦場になりますから。」

「だから学校にしては変なつくりをしてるんだ。」

学校とは言うよりも、要塞と言ったほうが正しい建物の前に立つ。

「それ以外にもこの先には、他の国をつなぐ唯一の道がありますからね。」

「人と魔の因子両方を相手にするためにここに要塞みたいな感じで学校を作ったの?」

「7年前の教訓です。ここ以外の重要な箇所は守護者と護衛隊が固めてますから。」

一瞬、秋子さんに暗い影がよぎった。でも次の瞬間には、普段の表情に戻って

「さて、これから行く所に試験官と試験が待ってます。行きましょうか。」

「うん。」

昇降口らしき所から建物の中に入る。一発で迷いそうな造りだ。

「ここです。中にはいってください」

「うん、頑張るよ!」

そういって中に入ると、顔見知りの人が一人とどこかで見たことのある顔の人があった。

「秋子さん!遅いよー」

「えぇ。すいません、美晴さんに冬葵さん。」

「あれ、あゆのお母さん?体調は大丈夫なの?」

「え?その子は……」

「昨日帰ってきた、姉さんの息子ですよ」

「あ!あゆのお母さん。久しぶりだね。」

「う、うぐぅ――――――――!!」

「うるさいですよ。」

とすっと言ういい音と共に、もう一人の女の人があゆのお母さんに当身を食らわせる。

「えっと、はじめまして。相沢祐一です。」

「はじめまして。川澄冬葵よ。守護者として、ここの武術指導をしているわ」

そう言ってから、あゆのお母さんに近づいて活を入れる。

「あれ?僕は何してたんだっけ?7年前と同じ姿の祐一君を見て、それから?」

「うるさいので、私が当身をしました。」

「へ?何で僕は当身をされたんだろう?」

ここで秋子さんが口を開く。

「説明しますね。祐一さんが行方不明になったときに異世界に飛ばされたらしくて」

「時間の流れが違ったので7年前とあまり変わらないと言う訳ね。」

「そうです。冬葵さん」

一人ついて行けてない人がいるけど、良いのかな?

「後で教えてね。冬葵さん」

あゆのお母さんが、そういっている。そういえばあの剣の持ち方、誰かに似てるなぁ。

(ねぇ、ウィッシュ。誰かに似てない?冬葵さんは。)

『……ここでは7年前の剣術少女ではないか?』

「あぁ!舞に似てる!」

「!舞を知ってるの?」

「ここでは7年前の、だけどね」

「そう。」

そう言いながらなにやら変わった物を持ってくる。なんと言うのだろうか?

ドラム缶型の水色の物体。見た目がそんな感じだった。あゆのお母さんが説明してくれる。

「祐一君には、この水色の物体に回路で触れてもらいます」

「触れるだけで良いの?」

秋子さんが引き継いでくれる。

「これはですね、回路の強さを測る機具です。とりあえず二番目に強いのを用意してもらいました」

「という事は、魔力を込めて回路に触ればいいわけだね。」

「それでいいわ。」

冬葵さんが、最後に答えてくれた。

「ねぇ、秋子さん。やっぱり元々の回路のほうが良いかな?」

「出来ればそのほうが良いですが……」

「それなら大丈夫だよ。この包帯は魔力は通すから」

「なら、元々の回路で触れてください」

「うん!」

力をこっちに帰ってきてから初めて左手のみに集める。包帯の文字が赤く光りだした。

赤く光ったのを確認してからそれに、軽く触れる。

その瞬間。それは音も無く砕け散ってしまった。

「あれ?」

「「「……」」」

三人とも固まっている。

「これって失敗したのかな?直さないと拙い……よね?」

『……どうやらそのようだ。力を貸してやるから早く戻せ。』

あわてて、右手に魔力を集めて、詩を詠う。

「変わり果てたその容を、元の姿へと再生させん。再生の光」

紋様が浮き上がり、その砕けた物にふれると、今度は音も無く元に戻った。

「ふう。これで怒られないよね?」

一人で安心していた。そうしたら、三人は顔をあわせてヒソヒソ声で会話を始めるし。

「美晴さん。冬葵さん。どうします?試験はとりあえず合格ですけど。」

「うぐぅ。何か初めて見たよ。あの大きさであれだけの反応を見せるのは。」

「私は、一番強い奴の反応を見てみたいです」

「そうですね。見てみたいですね。」

「そうだよね!それを見れば、クラス分けも簡単だし。」

「なら、もって来くるわ。」

2人はこっちに歩いてきて、冬葵さんは外に出て行った。

「えっと……怒られるの?」

「違いますよ。魔力を測る上限を超えていたので、測りきれなかったのでもう一回して貰います。」

「そうだよー。あんなに強い魔力を持ってるとは知らなかったからね。」

二人はそんな事いっているが、いまいちピンと来ない。

「えーっと、それはすごい事なの?」

「うぐぅ。本気でその事を言ってる?」

「祐一さんがいた頃には無かった機具ですからね。実感がわかないのは当然です。」

「そうだよ!さっきのでも、学院にいる人の殆どが測れるんだから!」

「次のって言うのは?」

「次に持ってくるのは、学院外の護衛隊の試験に使われる物ですね。」

「まぁ、魔力だけが強さになるわけではないけどね。それでも有るに越した事は無いからね。」

そんなことを聞いているうちに冬葵さんが戻ってきた。

「これで測れるわね。」

「またこれに触れば良いのかな?」

今度のは、オレンジ色をしたさっきのと同じ形のものだ。

「今度は右手でお願いしますね。」

「うん!解かったよ。」

秋子さんとそう言っている後ろでは、二人がこんなヒソヒソ声でこんな会話をしていた。

(ねぇ、ねぇ、祐一君自分のところの子供に欲しくない?)

(そうね。欲しいわ。でもそんな事したら有夏が黙ってないじゃない。怒らせると後が怖いわよ。)

(うぐぅ。そうだったね……)

今度は右手の回路に力を込める。右手に緑色の紋様が現れた。

「何度見てもきれいな色ですね。」

それを確認して、右手をオレンジ色の物体に軽く接触させた。

今度は、ビキっという音と共に深い亀裂が8本入り、それが崩れてしまった。

「「「うそ……」」」

「今回はほっといても良いんだよね?」

「えぇ。問題は無いですが、これでも魔力を測りきれないなんて……」

「合格で良いのかな?」

「合格ですから、安心してください。」

ようやくここでほっとした表情を見せる。

「午後からの授業には間に合いそうですから午後からの授業に入れても良いですか?」

秋子さんが二人に向けて言う。

「良いんじゃないかな?」

「問題ない。」

「クラスはどうしましょうか?」

「うーん。2−A−Sで良いんじゃないかな?」

「右に同じ。」

「ねぇ。2−A−Sって何?」

僕の疑問に秋子さんが答えてくれる。

「そうですね。まず2と言うのは、その集団の特徴を表します。」

「うん、そうだよ。1がサポート、回復が主な人。2が戦闘が主な人。」

「祐一さんは、どちらも出来ると思うけど、戦闘方面に弱いと思うから。」

「ふーん。次のAは?」

「Aは基礎応用の事です。他にB、Mがあって、上に行くと実戦的になると考えてください」

「最後のSは?」

「魔力の大きさを表すものだよ。大きさによって上からS、A、B、Cとなっているんだ」

「へぇー。僕は戦闘主体の基礎応用のSクラスに行くんだね」

「そうですね。」

「僕、頑張るよ!」

「じゃあ祐一さん。午後から授業を受けて、名雪と一緒に帰ってきてください」

「お昼はどうするの?」

「先生に会いに行く前に食堂で一緒に食べましょうか。」

「うん!ありがとうございました!冬葵さんにあゆのお母さん!」

「では行きましょうか。」

「うん!」

そういって試験室を後にする。残った二人はこんな会話をしていた。

「結局、名前で呼んで貰えなかった……」

「自己紹介してないからしょうがないわよ。」

「あっそうだね。それにしてもすごいね。あれで測れない人がいたんだぁ。」

「そうね。あれで余力がかなり残っているんだから、末恐ろしい子だわ。」

 


その他の説明

 

名雪の部屋の目覚まし時計

 名雪の部屋には目覚ましの代わりに銅鑼が置いてあります。動力は秋子さんの能力で、

銅鑼の素材は、祐治さんが手を加えた、業物になっています。その気になれば、

盾としても利用が出来ます。ただし、女の子の部屋に置くようなデザインには成っておらず

部屋に初めて入った人は驚きを必ず浮かべます。もしかすると、驚きは銅鑼よりも

名雪さんの寝ぼけっぷりかもしれませんが。

 

クラスの分け方

戦闘とサポートの違いについては契約している精霊の能力に殆ど依存します。もっとも個人の性格とかも少しは入りますが。

次に基礎がB、基礎応用がA、応用が、Mです。これは学年だと思ってくださって結構です。年に一度、上に上がる

試験が有ります。それで上に上がるかそのままもう一年同じことをするかが決まります。

魔力の大きさは本文中に行ったものを入学者に全員に行って、その反応を見て分けます。ちなみに登場してくる人は

殆どと言うか全員がSクラスです

 

 

 

技・奇跡の力説明

 

再生の光

無機質の壊れた物を元の姿に戻す。怪我とかはまた別の詩がある。

 

 

 

登場人物説明

 

月宮美晴(つきみやみはる)

守護精霊:聖歌 回路の位置:喉 能力:音・振動の制御 媒介:歌

 月宮あゆの母親。祐一、相沢家とは、行方不明になる前にお世話のしあいをした間柄。

神遠の国の守護者を務める女性。学院でも先生として後進を教育。守護者の中では

川澄冬葵。相沢有夏。水瀬秋子。そして、月宮美晴の4人で「四季」個人では

戦闘のスタイルから「春の歌姫」の二つ名で呼ばれている。

精霊は、月宮家に代々伝わる精霊と契約している。

 

川澄冬葵(かわすみあおい)

守護精霊:磁力 回路の位置:両手両足の指先 能力:引力・斥力 媒介:剣・刀・靴

 川澄舞の母親。神遠の国の守護者を務める女性。流派は名乗らないが剣術の達人。

舞に剣術を仕込んだのはこの人。学院でも武術の先生として後進を教育。

守護者の中では相沢有夏。水瀬秋子。月宮美晴。そして、川澄冬葵の4人で「四季」

個人では剣術・戦闘のスタイルから「冷徹なる吹雪」の二つ名で呼ばれている。

川澄家に伝わる精霊は舞に継承させたために冬葵さんは家が途絶えてしまった精霊と契約している。

 


あとがき

はじめまして、ゆーろです。まず、管理人さんである柊さんに感謝です。

初めて書く拙いSSを載せていただき、ありがとう御座います。

後、このSSを読んでくれた皆様に感謝します。あまりうまくは無いですが、

頑張りますのでよろしくお願いします。感想お待ちしてます。ゆーろでした。

 

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