精霊と人の詩。

第十八話   望みもしない開幕〜過去と現在〜  
お互いに前に出た一弥と瑞佳。 「私はレベル3B、長森瑞佳。」 「さっきの七瀬さんもレベルとか言っていましたが、それは一体なんですか?」 一弥が疑問に思っていた事を口にする。それにエターナルの3人が信じられないと言う顔をした。 「え〜っと、簡単に言うとランクなのかな?簡単にその人の強さと、指揮できる人数がわかるんだよ。」 「つまり、そのレベルが高ければ、その人は強く、多くの人数を指揮出来ると?」 「うん。簡単に言うとそういうことになるね。」 「それはどうやって決めるのですか?」 「年に3回、レベル試験があるよ。それを勝ち残った人が大体レベルアップするんだよ。」 一弥は明らかに落胆した顔を作った。烏が、往人の肩に再び戻ってくる。どうやらこっちの方が見やすいらしい。 「つまりは、ただ強い人が多くの人数を指揮出来るようになるというのですか?」 「それは……」 「私はそんなの認めたくありませんね。愚かです。それともレベルと言う物で相手を萎縮させるためですか?」 大きくため息をしてから一弥が続けた。エターナルの3人組みはそれを大人しく聞いている。 「人には適材適所があります。あなた達みたいに頭がよく、戦闘力のある人ならば従うのは良いでしょう。」 それを聞いて留美と瑞佳は少し照れていた。浩平は無表情かつ、無言でそれを聞いている。 「戦闘に特化した人。戦術・指揮することに特化した人。治療に特化した人。いろいろな分野があり、その人の向き不向きがあります。」 「……」 「それを強さという物差しでしか計らないというのは愚かです。部隊を実力者だけで組む事など出来ませんからね。」 「……でも、それで部隊が強くなるんなら……」 「それに武将が強ければ必ずしも部隊をうまく運営できるというわけではありません。」 「え?」 「部隊での戦闘は総合力です。つまりは信頼関係です。信頼関係が築けなければ部隊は力を発揮できません。」 「……そうだね。」 「確かに強い人が居れば単独で、状況を変えることは出来ますが、その力も限られています。」 考えた事はあるだろうが、考える事をやめていた疑問を一弥は突きつけていく。 「一人で大人数を相手にすることは自殺行為です。確かに出来る人はいるでしょう。でもその人は周りから恐られ、忌み嫌われます。」 「……確かにその通りだ。」 考え込んでしまっている瑞佳に代わって答えたのは無言だった浩平だ。留美も考え込んでいる。 「それとも、エターナルでは嫌われ役を一人に押し付けるのが最善なのですか?神遠ではそんなひどいことは出来ません。」 「現状ではな。俺はそれを完全には否定できないが肯定も出来ない。」 浩平はあっさりとそれを認めた。瑞佳も留美も頷く事は無いが、何か感じる事はあったようだ。 『あの……一弥っちゅう坊主はえらいすっきり話す奴やな。』 「一弥は納得できないといつもああなるんですよ。一体誰に似たんでしょうか……」 『もっとも、頷ける箇所もいくつかある。レベル制についてはエターナル独特の文化やし、しゃーない。』 「じゃあ、お母さん。レベル制ってやっぱりエアでもやるの?」 「どうだろうな。エアにはエターナルほど人口があるわけではないから微妙だな。」 『せやな。』 烏と平然と話す佐祐理と観鈴と往人。舞と恵に加えて北川はそれに慣れていなかった。 「すみません。勝負に水を注してしまいました。僕は倉田一弥。では、勝負です。長森さん」 一弥は申し訳無さそうな表情と仕草を瑞佳に見せた。苦笑顔の瑞佳は手を左右に大きく振って答えた。 「ううん。良いんだよ。だってここ神遠だもん。」 一弥は腰に差している剣を鞘から引き抜いて構えた。一弥の構えは舞のそれに似ているが若干違う。 舞は剣を両手で握るが一弥は左手のみで剣を握り、右手を軽く添えるように構えている。剣は舞のそれよりも若干短い。 瑞佳は左右の手を腰の後ろに回して2本のナイフを鞘から引き抜く。そして、一弥と向かい合いながらそれを構えた。 瑞佳のナイフは右手に握っているのが長めで、左手に握っているのが短かい。ナイフの峰は両方とも鏡のようにぴかぴかに磨かれていた。 それを右手を前に左手を後ろにして構えている。先に仕掛けたのは、瑞佳だった。2振りの双剣を繰り出していく。 一弥は一本の剣で捌いていった。鳴り響くのは剣と剣が撃ち付けられて起こる澄んだ音。瑞佳が一旦離れて、剣を繰り出すのをやめた。 「さすがだね!じゃあどんどんあげて行くよ!」 瑞佳の双剣の速度が、一段と早くなる。徐々に一弥が剣の手数で押され始めた。 「なるほど、七瀬さんから舞姉さんと剣が似ているみたいな事を聞いていましたか。」 双剣の圧倒的な手数に一弥の剣の捌きが綻び始める。それでも、一弥は落ち着いていた。 「僕に舞姉さんの真似は出来ません。僕には僕の剣の形がありますから。」 「ならそれを見せてもらうよ!」 今度は一弥が瑞佳の双剣を捌ききれなくなって後ろに大きく跳んだ。瑞佳はその場で一弥の出方を伺った。 一弥が新しく構えなおし、そのまま瑞佳に切りかかる。解りきった一撃だといわんばかりに、瑞佳はそれを双剣で受け止める。 しかし、受け止めた剣を見て瑞佳は驚いた。左手しか剣を握っていないのに先ほどと剣圧が変らないと。 その事に意識を一瞬取られたおかげで、右手が何処に行っているのか、注意が向かなかった。 瑞佳はそのまま、一弥から見て右側にゴスッという鈍い音を立てながら、吹き飛ばされた。 「いたたたた。油断したんだよ。」 「だから言いましたよ。僕には舞姉さんの真似は出来ません、とね。」 一弥の右手には剣の鞘が握られていた。瑞佳は、一弥の腰に差してあったあの鞘で自分は強打されたのだと知った。 一弥は舞の剣ほどの自由度は無い。代わりに剣以外の発想がある。必要と有れば剣を捨て、素手でも相手に立ち向かっていくだろう。 足腰に付いた雪を払いながら、瑞佳は立ち上がった。そしてナイフを握りなおして、詠唱を始める。 「私は鏡。存在する全ての物を映し、存在する全ての物の表面を捉える。しかし本質までは捉えない。」 鞘を元に戻した一弥も同じように詠唱を始めた。右手を首にかかっているネックレスに当てる。 「幾戦もの戦いで輝きを集める。弱弱しいその輝きを集めては磨く。輝きは集めれば強くなり」 「何故なら私は鏡だから。私はその表面を借りるだけ……ミラーイリュージョン。」 「輝きは磨けば磨くほど苛烈になる。集められ、磨かれた強く苛烈な輝きをこの身に宿す。チャージ!」 お互いに詠唱を終えた身。油断なくお互いに構えている。 「貴方の媒介はそのネックレスですね?」 「そんな事を言う貴方はその双剣ですね?」 互いに媒介は解った。瑞佳は早速、能力を行使する。まずは一体自分と同じ虚像を展開して自分が動くのと同時に動かす。 「ぬ?」 一弥はいきなり2人に増えた瑞佳に戸惑いの色を見せる。 (どちらが本物なのか、それとも両方とも本物かもしくは偽者の3通りですね。) 戸惑う一弥をよそに、新たにもう一人瑞佳は自分の虚像を展開する。それらは円を描きながら徐々に一弥との距離を縮め始めていた。 一弥が最も近づいた瑞佳に攻撃をする。それは防御する事無く、パリンと砕けた。 (な!?) 一弥は声に出さないものの戸惑いの色を隠せない。その戸惑いから出来た隙を見逃すほど、瑞佳は甘くない。 一弥の後ろを回っていた残り2人の内のうちの1人が突如、円を描くのをやめて一直線に一弥に向かって斬り込んだ。 影でそれに勘付いた一弥は不自然な反応速度で、その背後の斬撃を鞘で受け止める。瑞佳の顔は驚愕の色で埋め尽くされた。 「人間の反応速度じゃないんだよ!」 「僕の悪い癖なんですよ。詠唱無しで能力を行使してしまうというね。」 そんな事を答えながら、振り向きながら、一弥は瑞佳に斬りかかる。その一撃は空を斬った。 往人の肩に止まっていた烏が驚きの声を上げる。 『なんや?あの動きは?人間の出来る反応速度とちゃう。』 「確かにあの反応速度は人間業じゃない。多分あいつの奇跡に関係しているんだろうけど、詠唱無しでそんな事できるのか?」 往人も一弥の行動に驚いていた。あまりに不自然な反応速度に、筋肉の動きに。 「一弥はつい最近まで話す事が出来なかったんですよ……だから詠唱は要らないんです。あの動きだけなら。」 そう、一弥が話せなくなったのは私が小さい頃の話です。一弥は病気がちで病院で診察が終わってその帰りでした。 いつもならお父様かお母様と一緒になって帰る筈でしたが、お父様が来るのが遅かったので一弥と一緒に早く帰ることにしたのです。 その帰り道の途中で魔物である、ヴァイスウルフに囲まれてしまったのです。まだ私達は守護精霊とも契約してなく、無力な存在でした。 武術等の心得も無く、何も出来ません。私と一弥を取り囲むヴァイスウルフはその包囲をどんどん狭めていきます。 私は情けない事に、震えてしまって何も出来ません。でも、一弥を守らないと思って一弥の前に出ました。 すると、その内の一頭が私に向かって襲い掛かってきたのです。怖くて目をつぶってしまいました。でも衝撃も何も無いんです。 恐る恐る目を開けると、そこには私を守るように私の前に立つ一弥がいるんです。その首にはヴァイスウルフが咬みついていました。 私は半狂乱になって、一弥に咬みついていたそれを叩きました。でも子供の腕力ではどうにもならないんですよね。ビクともしません。 そのヴァイスウルフを追い払ってくれたのが舞です。私が泣き叫んでいたのをどこかで聞いて駆けつけてくれたんです。 それはあっという間でした。一弥を咬みついていたのを引き剥がして、少しずつ魔物を相手にして行ったんです。 舞とはそれがきっかけで親友になったんですよ。そのうち大人の人が駆けつけてくれて魔物がいなくなりました。 でも、一弥の傷は致命傷に近いものだったんです。幸い病院から近い事もあって医師の懸命の手当てもあって、 一弥の一命は取り留めました。でも一弥に後遺症が残りました。喉に傷跡が残り、話せなくなったんです。 お父様は一命を取り留めただけでも、良かったって言うんです。私はそのときの不甲斐なさを感じて、強くなろうと思ったんです。 そして、一弥の声を取り戻そうと思ったんです。でもこれは最近になって祐一さんが叶えてくれました。 「……佐祐理どうしたの?」 昔を思い出して、難しい顔をしていた佐祐理。心配そうな舞の顔が佐祐理の目の前にある。佐祐理は笑顔を舞に返した。 「佐祐理は大丈夫。なんでもないよ。舞。」 「……ならいい。」 佐祐理はそのまま、試合の観戦に戻る。往人と烏は話を聞くのは諦めた。何か事情が有りそうだと思ったからだ。 瑞佳は一撃が入っていないと知ると、すぐに距離をとるために後ろに飛んでいた。しかし、虚像の動きは遅く、一弥が割ってしまう。 「う〜ん。あんまり割られると、こっちも間に合わなくなるんだよ。人相手に出来れば使いたくないんだけどね……」 瑞佳は一弥に聞こえないように呟く。同じように、自分の虚像を展開する。今度は、展開したての虚像を早々に破壊されてしまう。 それに危機感を感じた瑞佳はやけくそ気味に呟いた。 「あ〜もう!知らないんだからね!」 一弥は後ろに気配を感じて振り向き様にそれに斬り付ける。それが一弥の目に入る。それは佐祐理の姿をしていた。 「え?」 もちろん、その刃を止める事は出来ない。止めようとする努力もむなしく佐祐理の像は砕けてしまった。 まだ試合の最中というのに、自分の姉の姿を探してしまう。頭では解っているが、それでも自分の姉の姿を探していた。 しかし、それも出来なくなってしまう。自分の周りに自分を含めた虚像が無数に展開されている。 佐祐理、舞、恵、北川、自分。それにエターナルとエアの5人組。その場にいる全員だった。それが無数に蠢いている。 「不快、不快、不快!不快不快不快!!貴方は不快すぎます!!」 完全に頭に血が上っている一弥。しかし、それに瑞佳は答えなかった。 「喰らいなさい!ボルトサークル!」 一弥を中心に紫色の光がすばやく地面を舐めるように広がっていく。瑞佳の作った虚像の殆どが、けたたましい音を立てて砕けていく。 紫色の光が走った後に瑞佳が一人だけ残った。一弥は確かめもせずにそれを斬りつける。その瑞佳も砕け散った。 「!?」 物音が、頭から聞こえた。そちらを向いた瞬間に一弥の視界に瑞佳が入ってくる。 一弥は瑞佳を確認した途端にストックした魔力を総動員して奇跡を紡ぐ。 「行け!ボルトライン!」 一本の紫色の線がその瑞佳に向かって直進する。それが触れた瞬間にまたもそれは砕けた。 砕けた音に紛れて一弥の後ろに着地した瑞佳。そのままナイフの一本を一弥の首に突きつける。 「チェックメイトだよ。」 一弥は手にしていた剣を鞘に戻した。瑞佳も、一弥が大人しく剣を鞘に戻したのを確認して自分のナイフを腰の鞘に戻す。 「一弥君の負けた原因は途中から冷静になれなかったことだよ。」 「……そうですね。途中で頭に血が上ってしまいました。」 本来なら悔しさを顔に滲ませるだろうが一弥の声と表情はすっきりしている。あれでは負けてもしょうがないと解っていたようだ。 「それと、謝らないと。ごめんなさい。貴方を傷つけるような事をして。」 「謝らないでください。これは勝負ですから。僕の心が弱かった、ただそれだけです。貴方が悪いわけではありません。」 「……ありがとう。そういってもらって助かるよ。」 「あなたと戦えてよかったです。」 「私も。」 一弥と瑞佳はお互いにすっきりした顔で握手をしてお互いの仲間の許にもどる。 「すみません。負けてしまいました。」 申し訳無さそうに神遠メンバーの許に返ってくる一弥。佐祐理はそれを笑顔で迎えた。 「あはは〜。一弥、しょうがありません。相性が悪かっただけです。気にしなくて良いですよ。」 「……気にしちゃ駄目。」 「気にすんな!まだ余裕がある!次は俺が出て勝負を決めてくるさ。」 「一弥!無事に帰ってくれてよかったよ。」 一弥はひたすらに小さくなっていた。北川がそんな一弥の肩を大きく叩いて前に出る。 どうやら、一弥が戦っている間に恵と北川で相談して先にどちらが出るか決めていた。それははジャンケンで、だった。 前に出た北川を恵は恨めしそうに見ていた。恵にも弱点が有ってジャンケンは極めて弱かった。 舞にはまだその事を知られていないのは不幸中の幸いだった。知られてしまっては後々困ると恵は思っている。 「さて、俺の相手は誰かな?」 北川が槍を片手に、前に歩み出る。 「じゃあ、このナイスガイの俺が相手をしよう。国崎さんは最後で良いか?」 北川の後ろで烏を肩にとめて一弥と話していた往人が浩平の方を向いて答えた。 「かまわない。」 「じゃあ、北川さん。あんたの相手はこのナイスガイだ。」 「そうか、まぁ、お手柔らかに頼むよ。」 「何か詠唱とか必要なら先にしておくと良い。俺は詠唱はしない。自分が怖いからな。」 「本気が半分。冗談半分って所か。まぁ、お言葉に甘えさせてもらおう。後悔するなよ?」 北川が少し笑った後に、静かに詠唱に入った。 「刀剣に宿る神聖な魂。刃と刃が起こす火花は魂と魂の命を賭けた戦い。それは人と人との戦いでも同じ。」 北川は右手に持った槍を1回転させてから両手でキャッチして構えた。 「我と他との違いは、刀剣の神聖な魂と共に有るか無いか。我は神聖な魂といつも共にある。アシュラ!」 北川の着ている服の下では紋様が、光っているだろうが傍目には何も変っていない。 「さて準備は終わったか?」 「あぁ、待たせたな。」 「本当にか?見た目は変ってないみたいだが?」 「心配無用だと思うぞ。見た目は変らなくても、変わっている事はある。」 「そうか、なら安心だ。」 北川の装備はおかしいと言うよりも異常だ。北川の得物は両手で持っている槍である。しかし、その腰の横には2本の刀が、 そして、浩平からは見えないが、4本の大型のナイフが腰の後ろには差してある。 北川はその装備を重いという感じをさせずに槍を構えて半身になった。そして、浩平を真剣に見ている。 対する浩平の装備は平凡の一言だ。腰に差している剣が一つだけ。その件も普通のサイズで大きくも無ければ小さくも無い。 剣を引き抜く動作も構えも全てが凡庸。その顔は真剣だが、何処と無く緊張感が無かった。 「さて、レベル0S、折原浩平。」 「レベルとかは無しで戦いたい。ここは神遠だ。エターナルじゃない。」 浩平の自己紹介にウンザリだという顔で北川は言う。浩平はなるほどという顔で北川に答えた。 「すまなかった。エターナルの習慣でな。郷に入りては郷に従えとも言うしな。ナイスガイとしたことが、一本取られた。」 「あぁ、北川潤だ。」 「折原浩平だ。いざ尋常に」 「「勝負!」」 浩平と、北川の試合が始まった。
技説明 ミラーイリュージョン:虚像を展開する。姿は瑞佳の目で捉えたもの全てで、破壊されると鏡が砕けたように割れる。 展開された物は立体であり、本物と見分けが付かない。虚像も動かす事は可能。しかし攻撃力は全く無い。 自分のみを展開する事は可能だがそれにはある程度時間がかかる。そのため目に見えるものを展開した方が速く虚像を展開できる。 チャージ:一弥の魔力をストックをするための技。これをしてからボルトサークル等の技を繰り出す。 ボルトサークル:一弥の技のうちの一つ。電撃を360度、全方向に繰り出す。威力を調整できる技で 人間、魔物の進化・強化系なら当たれば痺れてしまう程度から黒焦げにするまで。ただし威力を大きくすると 簡単にストックが切れてしまう。通常威力でストックが3、最大威力で1、最弱で6ストックされている。 サークルの他にライン、スクウェア、トライアングル、ランスがある。これは繰り出す方向、範囲によって名前が違う。 アシュラ:北川の能力で、自分で打ち出した刃物を最大6本まで自分の周りに展開する。それは意思を持つように動く。 それが阿修羅像みたいな動きをするのでそう名付けられた。その動きの瞬発力は驚くほど速い。 事情説明。 エターナルのレベル制度。 途中、一弥に大いに批判されていますが、その人の強さによってレベルが与えられます。 剣道等の段とは違って、その人が強ければ基本がなっていなくてもレベルは高い物をもらえます。 ちなみに上からS>A>B>C>D>Eとなっています。各階級に4段階(3S、2S、1S、0Sみたいに)あり、 最も高いのが、3S。レベル制度はエターナル特有でエア及び神遠にはありません。施行もされる予定も無いみたいです。 一弥の不自然な反応速度について。 一弥の守護精霊は紫電です。一弥は祐一に喉を直してもらうまでは声が出せずに詠唱が出来ませんでした。 そのため、詠唱無しで奇跡を行使すると本当に微弱な電流しか流せません。その微弱な電流を自分の神経細胞に流して 無理やり反応速度を上げているのです。体にかかる負担が大きいので、師匠(冬葵)には使用を止められています。 一弥は声を出せなかったときが長いので、癖で無意識にこの能力を行使してしまいます。ちなみに技ではありません。
あとがき とりあえず、こんな感じの行のあけ方でいきたいと思います。また見難いとかの苦情がありましたら、また考えます。 今回はHTML形式で初めて作りました。しかもソースを開けて自分で打ち込むという方法で…… それしか方法知らないですし、HP作成のツールも無いですからうまく出来ているのか非常に心配です。 とにかく、精霊と人の詩の十八話をお送りしました。これからもよろしくお願いしますね。ゆーろでした。
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