第十二話 傷〜発端〜
目の前に居るのは愛しい人と禍々しい力を持つ大きな狼。
その愛しい人の背中には、二対四枚の羽が生えている。狼は大きく、4メートルくらいの高さがある。狼の形は醜悪の一言だった。 自分は何かに磔にされているらしく、何も出来ずに、目の前に居る愛しい人が私を守ってくれている。 自分のこの体は動かすことも出来ずに、指の一つさえ動かすことが出来きない。体の全てが石になったみたいに動かない。 それどころか、体で生産される熱、エネルギーなどの全てのものが磔にされている何かから抜けていっている。 自分のこの喉はどんなに声を出そうとして叫んでもかすれた声も出てくれない。 その間にも、愛しい人のその純白の羽と体は自分の傷と返り血でどんどん真っ赤に染まっていく。 私は目をそむけることも許されず、瞬きすらも許されずにその光景を観る事しか出来なかった。 やめて!と何度叫んだだろう。目の前は涙で霞む事すら許されない。霞んでくれたらどれだけ楽だっただろうか。 眼からは涙の一滴さえ、あふれる事は無く、そして喉は自分が息をしているかどうかすら疑わしい息しか、してくれない。 見たくない。これが現実だとは思いたくなかった。真っ赤に染まったあの人を。 彼が膝をついた時、彼が傷を負った時、彼の顔が苦痛に歪んだ時、その全てが目の中に入ってきた。 一体どのくらいその時間が続いただろう。永劫の時を刻んだのかもしれない、一瞬のことかもしれない。 自分には傷は無いが、ただただ心が痛かった。彼の代わりに私がその傷を受けたかった。体の痛みが有ったらどれだけ楽だっただろう。 延々と愛しい人が傷つき、切り刻まれる光景。何時しか心は固まり、何も考えられなくなってしまった。 最後に見えたのは愛しいあの人が大きな狼に胴体を咥えられている真っ赤に染まった愛しいあの人。 彼と目が合ったとき、彼は血を吐きながらにこりと微笑んだ。それが私の見た最後の風景だった。 これはある少女が見せられた記憶。そして人ではない誰かの記憶。
朝。祐一と名雪は学院に向けて少なくとも祐一は全力で走っていた。
「な、名雪、じ、時間は?」 余裕のある名雪は懐中時計を懐から取り出して時間を見る。 「大丈夫。あと少しスピードを上げれば間に合うよ。」 息を少しも切らさずに普段よりも大きな声で、声をかけた後に走るスピードを上げた。祐一はそのまま置いていかれた。 「ま、待ってよ。」 その短い精一杯の叫びは名雪の耳に届く事はなかった。それでも祐一は諦めずに走り続ける。 祐一が教室に着いたとき、名雪はもう席に着いていた。結局、遅刻したのは祐一だけだった。 「相沢……もう少し、早く走ろうな。」 事情を知っている石橋先生はそう祐一を励ました。 「ぜい、ぜい、が、頑張り、ます………」 「あと、放課後に相沢は一人で俺のところに来てくれないか?」 「ど、努力、します。ぜい、ぜい。」 祐一のほうから視線をはずし、クラス全員に視線を向ける。 「あと、当分の間グラウンドは使えないからな。スケートでもするなら話は別だが、怪我のないように。」 グラウンドは氷付けになっていてまだ、解けていない。 「じゃあ、これでHRはお終いだ。授業の準備をするように」 石橋先生はそのまま出て行った。祐一は肩で息をしながら席に着く。その様子を見ていた美坂チームはと言うと、 「それにしても名雪は酷いわね。祐一君を置き去りにするなんて。」 「気がつかなかったんだよ……」 「そうだな。あいつまだ体出来てないだろ?それに水瀬さんについていける人のほうが少ないぜ。」 「朝から可愛そうに……」 上から香里、名雪、北川、一弥の順だ。名雪は美坂チームから非難の集中砲火を受けて小さくなっている。 「今度から、早起きするよ。」 「結果を出してね。」 名雪は小さくなりながら、早起きの約束をさせられた。それが守られれば、苦労はしないというものだろう。 その間、祐一は席に着いて机に崩れ落ちていた。 そんな事も有ったが、学院の一日が始まった。
昼休み。通称美坂チームは、食堂に来ていた。食堂には一年に入学してきた栞が待っていた。
「おねえちゃん!遅いです!」 「ごめんなさいね。名雪が起きなかったものだから。」 そんな非難の言葉と共に非難の視線を名雪に送る。名雪は朝の事もあり、ただただ小さくなった。 「じゃあ、席は美坂達で取っておいてくれ。男三人で取りに行ってくるぞ。」 「あら、そう?なら、お願いするわ。」 北川の提案に意外そうな顔で女性陣が反応する。 「祐一君も席取りのほうが良いんじゃないですか?」 「いや、相沢は俺と一緒に来てもらう。」 頑なに祐一を連れて行くと、北川は主張する。そして一弥に耳打ちした。それを見ていた女性陣はちょっと不思議そうな顔をした。 (相沢は食堂のおばちゃんに好かれているからおまけがつくんだよ。だから連れて行っておこぼれを頂戴するんだ。) その耳打ちに一弥は呆れた顔を作るが、ともかく人が集まってきたので移動する事にする。 「じゃあ、席の方はお任せしますね。メニューは何にしますか?」 「席の方は任せておいて。私は、日替わりランチね。」 「私はAランチをお願いするよ。」 「私はお姉ちゃんと同じものにバニラアイスをお願いします。」 「さ、行こうか。」 女性陣は席取りに、男性陣は昼食の受け取りに行く。注文をするのは結局、祐一だった。 「食堂のお姉さん!Aランチ二つに、日替わりランチ2つに、えーっと、カツカレー2つお願いします!」 少し背伸びをして、食堂の中で料理している人に笑顔を向けつつ、祐一は注文する。 その間に北川はバニラアイスを買いに行っていた。季節限定であるが、人気はあまり無い。そのためちょっと特殊な場所にあるからだ。 厨房の中で調理している人が、嬉しそうな笑顔を振りまきつつ、祐一の注文を用意する。 「はい、お待ちどう様。祐一君。一杯食べて大きくなるんだよ。ちょっとおまけしておいたからね。お姉さん達のサービスだ。」 北川の言っていた通りになった。ちょっとおまけと言っていたが、イチゴのムースは一つ多い。 それに各メニューは少しずつだが、量は多くなっていた。北川が祐一を連れて行くといったことも頷ける事だと一弥は思っていた。 北川が戻ってきた所で、手分けして女性陣が待っている席へ運ぶ。北川の顔は綻んでいた。 「お待ちどう様。」 「あら、結構早かったわね。……この量は何?」 祐一は、事のあらましを女性陣に話した。特に名雪はかなり嬉しそうである。 「ねぇねぇ、祐一。イチゴのムースが3つあるね。一つ多く貰って良い?」 「え?いいけど。」 「やった!ありがと、祐一。」 その後、その席で昼食が始まる。祐一はAランチで、北川と一弥はカツカレーだ。途中、北川から昨日の話題が転がってきた。 「そういえば、昨日、人にぶつかったんだけど、それが可愛い女の子でな。」 栞が面白そうな顔で北川に相づちを打つ。香里はいかにも栞が好きそうな話題だと苦笑していた。 「それでどんな子だったんですか?そこからロマンスは、始まったんですか?」 北川は栞のテンションに押されつつも、昨日の事を詳しく話し始めた。 「まぁ、ロマンスにはならなかったけどな。昨日、公園でトレーニングしてたんだ。ちょっと、よそ見したらトンってぶつかって。」 栞は聞く気満々で、香里も耳を傾けている。祐一は顔色が少し変わった。一弥にアイコンタクトを送る。 (もしかしたら、僕の事かもしれないから、話さないでね。) 意思が伝わったのか、一弥が頷いた。後は名雪だけである。祐一には秘策があった。 「可愛い女の子だったんだ。絵本の中から飛び出てきたみたいな子でな。その服装は… …」 北川の説明はまだ続いている。一弥はその話題に笑いをこらえている。栞は真剣に聞いている。香里は飽きてきたのかおざなりだ。 説明が一通り終わった所で、名雪が声を発しようとした。祐一は急いで残りのご飯を食べ終える。名雪と祐一の声が重なる。 「それって「もう、おなか一杯。イチゴのムース食べられないよ……どうしようかな?」祐一貰って良いかな?」 「うん。もって帰れないし食べて良いよ。」 「ありがと。祐一。」 その間に、栞が北川の話はつまらないと宣言したために北川は凹み、その話題は消えて別の話題になった。 祐一は一人胸をなでおろしていた。結局、これから先の人生で北川があの女の子が祐一であることは知る事は無いだろう。
学院の授業が終わって放課後、石橋先生に呼ばれていたので石橋先生の所に祐一は向かっていた。途中で知らない人に声をかけられる。
「君が、相沢祐一君だね?」 「えっと、あなたは?」 いきなり、知らない人に声をかけられた祐一は戸惑った。 「すまない。私は久瀬圭一という。」 「僕は、相沢祐一だよ。よろしくね、久瀬さん。」 「こちらこそ。」 そこへ、石橋先生が現れた。 「お?相沢そんな所に居たのか?」 「先生、僕に何のようですか?」 「あぁ、久瀬の妹を見てやってくれないか?」 「どういう事ですか?詳しく説明してくれますか?」 圭一がその間に割ってはいる。 「それは私の口から説明します。いいかな?祐一君」 「じゃあ、俺は必要ないな。」 石橋先生は踵を返して帰ろうとする。 「先生!僕のお母さんに説明しておいてくれますか?」 「わかった有夏君には伝えておこう。」 そのまま、石橋先生は帰っていった。 「では歩きながら説明しよう。私も妹に近づけるわけではないからな。それに会わせないといけない人たちも居る。」 「うん。とにかく会うだけはするよ。でも僕にだって、すぐに治せないものは有るよ。例えば、精神的なものとか、風邪とか。」 「すぐには結果は求めないさ。すぐに治らないものである事は百も承知さ。」 歩きながら学院を出て、郊外のほうに歩いていく。 「見て欲しい人とは私の妹、飛鳥の事だ。」 心痛な顔をしながら、圭一は続ける。 「私も詳しくは知らないのだが事件に飛鳥が巻き込まれてそのときに気が触れてしまったみたいなんだ。」 「気が触れた?」 「あぁ、多分、精神系の力を行使された結果だと思うのだが、詳しくは解らない。事件の犯人捕まっていないからね。」 祐一は落ち着いて、対応しようとする。 「状態は?」 「まず、両足の腱が切られていて動く事はままならない。動かせるのは上半身くらいだ。そして、自分を見失っている。」 ここで、二人の間に沈黙が広がった。 「おっと、説明を忘れていたな。今、向かっているのはものみの丘、近くの天野君の家だ。」 「天野?」 「久瀬の者と天野家の者は家の交流があってね。飛鳥が心を開いたのが、天野君の弟と妹だけ、だったんだよ。」 「それで会わせないといけない人って言うのは……」 「天野、三姉妹と言ったら良いのか一人男が混じっているから兄弟と言ったほうが良いのかもしれない。」 「そういえば、天野って美汐ちゃん?」 祐一の言葉に、圭一が驚いている。 「美汐君を知っているのか?」 「うーん……多分ね。」 「説明はしたほうが良いかな?」 「うん。お願いします。」 圭一は幾分表情を明るくさせながら祐一に説明を続ける。 「上から、天野美汐、幸大、真琴で、女、男、女となっている。」 「ふんふん。それで?」 「それで?と言われても困るんだ。」 圭一は眉を寄せ本気で困っている。肩透かしを食らった祐一が唇を尖らす。 「名前しか解らない人に会えって言うの?久瀬さん。」 「美汐君の事は知っているのだろう?名前だけではあるまい。詳しくは会ってくれ。そうすれば解るから。」 「それはそうだけど……」 「到着したぞ。よろしく頼むよ。祐一君。」 目の前には階段があるが、ちょっと変わった造りの家の目の前に立っていた。 そして、圭一を先頭にその中に入っていく。そこで昔の面影を残した顔見知りと出会った。
「天野さん。お久しぶりです。」
先を歩いていた、圭一は天野美汐にそう話しかけた。しかし相手の反応はない。 美汐の驚いた顔のみが見える。圭一がその視線をたどると祐一にたどり着いた。 「……」 「……また、かな?」 いい加減、顔見知りに久しぶり会う反応に慣れてきた祐一だが、やっぱり嫌なものは嫌らしい。 「また?それはどういう事かな?」 祐一は圭一の疑問に答える、すると圭一は感心した顔で美汐のほうに向いた。 「それは驚きます。私は昔の知り合いではないから、驚かないが。」 「美汐ちゃん?いい加減に戻ってきてくれると嬉しいんだけど……」 その時、廊下の奥から二つの足音が玄関に向かって聞こえてくる。 「さっき、言っていた真琴ちゃんと幸大くんかな?」 「多分、そうだろうね。」 いまだに固まっている、美汐は二人に無視されるようだ。 「美汐〜どうした、ぁ、あ、あぅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」 ツインテールの真琴と思われる人は祐一を見ていきなり叫んで固まった。 「真琴君とは知り合いなのですか?」 案外、神経の太い圭一がそのまま聞いてくる。真琴を見て祐一は困った顔をした。初対面の人間に失礼なのではないかと感じている。 「う〜ん、知り合いじゃないと思うよ。多分……」 もう一つの足音が近づいてくる。女の子のような少年がこっちに向かって挨拶をする。 「あ。圭一様、祐一様〜お待ちしておりました〜!」 「君は?」 「ここでは幸大と名乗ってます。よろしくお願いしますね。」 「何で僕の事を知っているのかな?」 ちょっと複雑な顔をして、幸大は答えた。 「シリウス母さんが昨日の晩に来たんです。」 「そうなんだ。よろしくね、幸大。」 「はい、よろしくお願いします!」 なんだか、和んでいる祐一と幸大を見て、真琴が再起動した。 「あぅ。何で幸大が祐一の事、知ってるの!?と言うかなんで昔と姿が変わらないのよぅ!」 真琴に続いて美汐も再起動した、かに見えたが、そのまま呟いている。 「祐兄さんが、小さいまま……そんな酷い事ないでしょう。」 「小さいままって、言われても僕としては一年しかたってないんだよ……」 しょうがないので、主に美汐と真琴に向けて事情を説明する。事情が説明し終わった後、 「そんな事があったのですね。それは失礼しました。お久しぶりです、祐兄さん。」 「あ、あぅ〜……」 真琴は何か悪い物を見るように祐一を見ている。美汐は既に諦めたみたいな目だ。 「真琴。それはあまりに失礼ですよ。ちゃんと挨拶をしないと。」 「天野真琴よ!それよりも、幸大!何で大事な事を教えてくれないのよ!」 二人とも事情が飲み込めたので、事情が解っていた二番目の幸大にあたっている。 「そうです。人としてそれは不出来でしょう。」 「そ、そんな事言われても……。僕だって知ったのは昨日の晩ですよ?それに美汐様も真琴様も聞かなかったじゃないですか〜。」 「その話は後にしてくれると、とても嬉しいのだが?」 今までほったらかしにされた圭一が話を途中で遮った。 「わかったわよぅ。良い?幸大、後でついきゅーしてやるんだから!」 「解りました……ところで圭一様は何でこちらに参られたのですか?」 「飛鳥を祐一君に見てもらおうとね。」 天野三姉妹が息を呑む。そして三人とも険しい顔を作る。 「それは本当ですか?」 姉妹を代表してか、美汐が声を発する。 「うん。本当だよ。」 それに答えたのは祐一だった。 「ともかく、無理なのは知っている。今日は顔見せのつもりだから。」 圭一がその言葉を継ぐ。それでも尚、3人の顔、特に真琴と幸大の顔は険しい。 「……わかりました。でもこちらの指示には従ってください。よろしいですね?」 「美汐!?」 「美汐様!?」 「うん。美汐ちゃんの指示には従うよ。」 「祐兄さん……できれば、ちゃん付けは止めて貰えないでしょうか?」 かなり疲れた顔で美汐がそう呟いた。それにすばやく圭一が反応する。 「出来れば、それは飛鳥に会ってからにしてもらって良いかな?」 「……わかりました。案内しますが、圭一さんはどうするのですか?」 「私は……いつもの通りに部屋の前に居る。そのほうが良いだろう?」 圭一は辛い顔でそう答えた。 「わかりました。それでは、こちらです。」 美汐を先頭に真琴、幸大、圭一、祐一と、遅れないように着いて行く。何度か廊下を曲がり、渡り廊下を渡った先の離れに着いた。 「いいですか?って!」 振り向いた美汐が説明しようとした所に祐一はいなかった。祐一は勝手に扉を開けて中に入っていく。 それを誰も止める事が出来なかった。祐一以外の意識が美汐に向いた一瞬の隙を突いた出来事だった。登場人物説明
久瀬 飛鳥 守護精霊:風化 回路の位置:全ての指 能力:任意の物質・力の急速な風化・分解 媒介:爪 久瀬圭一の妹で議員の父親を持つ。ある事件が起こるまで学院に通っていたが今は通えなくなっている。 ある記憶を見せられて、自分というものを見失っている状態で、獣と余り変わらず、言葉もしゃべれない。 今の状態は、人を極端に怖がり警戒し、能力を行使してでも人を遠ざける。体が動くのは上半身のみ。特に両足は腱が切れている。 天野家の真琴と幸大にだけ心を開いている。精霊は久瀬家に代々伝わる精霊と契約している。美汐と同い年。
天野 美汐
守護精霊:次元 回路の位置:親指、人差し指 能力:別の次元の出入り口を作る 媒介:付箋 ものみの丘近くに住む、学院生。クラスは2−B−S。本当の兄弟ではないが、弟に幸大、妹に真琴がいる。 二人とは仲が良い。祐一とは面識があり、祐兄と呼んでいた。能力は自分の手以外の生命のあるものを 拒む次元の入口と出口を任意の場所に付箋を張ることで開くことができる。基本的にその次元に入れるのは 命の無い物と物質。精霊は代々天野家に伝わるものと契約。両親は隠居している。
天野 真琴
能力:火の制御・操作。 媒介:自分の尻尾 サラマンダーの第二眷属。神遠では天野家の次女として生活している。7年前に傷を負った狐の状態で ものみの丘にて、祐一と美汐に保護される。そのまま天野家で、狐として生活するが、その後に起こった 戦争で、親の九尾狐の元に帰る。親の許可をもらい、人間の姿として天野家に戻ってきた。 サラマンダーの眷属なので常に火の精霊の加護がついている。戦闘では姿を半分眷族に戻し、 金色に輝く九つの尻尾を用いて戦う。天野家では末っ子に位置している。
天野 幸大
能力:媒介の具現化。 媒介:将棋の駒。 祐一に助けられた狼。ルナの第二眷属。祐一に御礼をしようと相沢家についていくが、結局、途中で見失ってしまう。 ものみの丘で力尽きようとしていた時に、美汐に救われる。自力で人型を形成できるが、気を抜くと尻尾やら耳やらが現れる。 これは真琴にも言える事。ルナの眷属なので常に月の精霊の加護を受ける。将棋は弱い。一説には美汐が強すぎると言う事もあるらしい。 母親がシリウス。本名はベガだが、本人は天野家で呼ばれる名前の方が好き。立場としては二番目。 戦闘では将棋の駒を兵隊として具現化する。眷属には無条件で回路が全身にあるため、媒介のみが必要。
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