第一話  帰郷そして再会。 


 

雪の降る町の広場の一角。そこにその少年がいた。

「えっと、僕がここにいるのは……」

少年が一人いる。その左手とその腕には何かの文字の刻まれた包帯を巻いている。

この少年の名前は相沢祐一とりあえず、このお話の主人公だ。

「そうか!お姉さん達が大地に僕を帰してくれたんだ!」

祐一は納得顔でしきりにうなずいている。

ちなみに彼には血の繋がった姉は居ない。このお姉さんとは別の親しい存在のことをさしている。

彼が居る場所は雪の降るこの国。万年雪に覆われ、もっとも過酷な土地柄から もっとも神の加護から遠い国といわれる、神遠(カノン)。

「っくしゅん」

彼にはこの気候は辛かったみたいだ。

「寒いね。ウィッシュ。」

『……主よ。親なり親戚なりの家を道行く人に聞けばよかろう。』

彼が話しかけたのは彼の守護精霊の祝福のウィッシュ。これでも大地の精霊の中ではよく話すほうだ。

それに彼と彼の守護精霊の関係は良好である。

ちなみに、言葉遣いでは判り難いが性別は女性である。

 

うーん。帰ってきたのは良いけどここは何処?なんとなく見覚えが有るけど分からないや。

「そうだね。うん!そうしよう!」

寒いしこのまま居たら、多分凍死しちゃしそうだし。

そうと決まれば人を探そう。

「それでは、行こうかウイッシュ。」

『……』

「それにしても寒いよね。ウィッシュ」

『……』

「ウィッシュは寒くないの?」

『……』

「ウィッシュってさ、無愛想とか言われない?」

『主よ……今まで居た場所の精霊と、大地の精霊を一緒にしないでいただきたい』

うーん。ウィッシュを困らせちゃったみたいだ。

「そうだったんだ。気に障ったらごめんね。」

『……いや、いい。』

そのとき僕が歩いてる先で大きな音がした。僅かだけど、刃物の音も混じっている。

「行こうウィッシュ!」

僕は走って音のするほうに走っていた。

走った先にはウェーブのかかった長い髪の女の人を中心とした一団が20体位の中型の魔道ゴーレムと戦っていた。

「かなり不利ね。どうしようかしら……」

リーダーらしい女の人が呟いているのが解る。僕は戦う一団の中心に走っていった。途中、

「なんだこのガキは」

とか、

「邪魔だ!」

とか言われたけど無視してあげた。

「ウィッシュ。力を貸して」

『…仕方あるまい』

そういわれてから僕は、ゆっくりと詩を詠い始めた。

意識を右手に集中する。周りの人は何か言ってるみたいだけど僕は気にならない。

「悲しみの輪を広げる悲しき魂よ。」

右手に白い光が集まり始め、手のひらに紋様が浮き始める。

「悲しきその魂に安息と祝福の光を!悲魂葬送!」

詞を詠い上げた僕は右手を地面の雪に押し付ける。その瞬間、やさしい光がまわりに広がっていく。

光に包れたゴーレムはゆっくりと崩れていく。周りに居たゴーレムは全て土に返ってくれたみたいだ。

「ありがとね。ウィッシュ。」

『……』

そこへ、一団のリーダーらしき女の人がやってきた。

さっきまで戦っていた、ウェーブのかかった長い髪の女の人だ。

「ありがとう助かったわ。」

女の人は怪我をしているみたいだ。血が左手を伝っている。

「お姉ちゃん。左手を見せて。」

女の人は一瞬、悲しそうな顔をしてから不思議そうな顔で僕に声をかけた。

「大丈夫よ。たいした怪我ではないわ。」

「ううん。怪我はほっといて良いものじゃあないよ。手を出して。」

お姉ちゃんはためらった後に手を出した。

「ちょっとくすぐったいかも知れないけど我慢してね。」

そういうと僕は右手に意識を集中して光を集める。

その光を傷に当てていく。傷はゆっくりと消えていく。

僕の守護精霊の祝福の再生と変換の力のうちの再生の力を行使したのだ。

「すごいわ……」

なぜかお姉ちゃんはすごく驚いていた。

「お終い。もう大丈夫でしょ?」

怪我はきれいさっぱり消えていた。

「え?えぇ、ありがとね。」

「ねぇ、お姉ちゃん。僕のお父さんの相沢祐治か水瀬秋子さんの家を知らない?」

「秋子さんの知り合いなの?」

「うん!秋子さんのお姉さんに当たる相沢有夏は、僕のお母さんだよ!」

「そうなの!?ちょっと待っててね。そうしたら案内してあげるわ。」

「ありがとう!お姉ちゃん!」

そう言うとお姉ちゃんはさっきまで居た一団の所に行って何か話しを始めた。

少ししてこっちに向かって歩いてきた。

「待たせたわね。では行きましょうか?」

「ありがとうお姉ちゃん。よろしくお願いします。」

歩きながらお姉ちゃんは僕に質問してきた。

「ねぇ、君。さっきのは何?一体何をしたの?」

「僕は怪我を治しただけだよ?」

幾分、あきれた顔をしながらお姉ちゃんは続ける。

「それも聞きたいけど、もっと聞きたいのはゴーレムを消したほうよ。普通の能力者には出来ないわ」

「僕は、ウィッシュの力を借りただけだよ?」

「ウィッシュ?」

「僕の守護精霊。祝福の精霊なんだけど、女の子なのに祝福って呼ぶのは可哀想だからね。」

「そ、そう。」

「お姉ちゃんもかっこいい精霊さんがついているんだね。」

お姉ちゃんはかなり驚いているみたいだ。

「私の精霊が見えるの!?」

「炎の精霊でしょ?何か不思議な事なの?僕はお話しも出来るよ?」

お姉ちゃんはやっぱり驚いていた。ちなみに、炎の精霊は火の精霊の上位に位置する。

「っくしゅん」

僕はくしゃみをした。

「あら、大丈夫?」

お姉ちゃんは手を出してくれた。僕は右手でその手を握る。

「お姉ちゃんの手って温かいね。」

お姉ちゃんは顔を赤くしながら

「でも残念ね。もうすぐに到着よ。」

そういって道を右に曲がった所でお姉ちゃんは立ち止まった。

「はい。秋子さんの家よ。」

目の前には水瀬と相沢と書かれた表札がかかっている家が立っていた。

「ありがとうお姉ちゃん!」

「えぇ、またね。」

お姉ちゃんにお礼を言い、その姿を見送った後に

僕は玄関まで行って扉を叩いた。中からパタパタという足音が近づいてくる。

「どちらさまですか?」

その声と共に玄関の扉は開いた。

「ただいま。秋子さん」

僕の目の前には、姿の変わらない秋子さんがいる。が様子がおかしい。

「あ、ら……」

といったまま動かない。なぜか分からない、僕は途方に暮れそうになった。

その時、2階から物音が聞こえた。

「お母さ〜ん。だれか来たの?」

という声と共に、誰かが2階から降りてきた。

その人は、僕を見た瞬間にいきなり叫んだ。僕もその人物を見た瞬間に叫んだ。

「だお!」

「あ、秋子さんが二人居る!!」

 

三人が固まってから、十分。三人はまだ固まったままだった。

 

「くちゅん」

僕がくしゃみをした。そうしたら二人は急に質問してきた。

「あらあら。大丈夫ですか?」

「ゆ、祐一なの?」

秋子さんが二人居るから、とりあえず三つ編みの秋子さんに返事をすることにしよう。

「えーっと、多分大丈夫だよ。秋子さん。でも秋子さんが何で二人も居るの?」

気にした事を口にした瞬間、階段から降りてきた秋子さんが悲しそうな声で、

「私……もう笑えないよ……」

「あら、名雪。それってどういうことかしら?」

三つ編みの秋子さんがかなり怖い雰囲気を出している。怖いよぉ。

それよりも、気になることを口に出す事にする。

「名雪?名雪って僕と同い年の秋子さんの子供だよね?どこに居るのかな?」

「あら、祐一さんの目の前に居ますよ。」

「目の前?」

三つ編みの秋子さんのほうを向いて声に出してみる。

「祐一!わざとやってるでしょ!」

「あらあら。」

「ちょっと待ってよ。えーっと僕が精霊界に飛ばされてから1年位しか経ってないでしょ?」

なんだか話が噛み合わないので、事実を確認しようとしてみる。

「……」

「……」

二人とも、固まってしまった。

「そういえば、母さんと父さんはどうしたのだろう?」

『…心配ならば使いを出せばよかろう』

「そうだね。そうしようウィッシュ。」

二人が固まったままなので、僕は懐から羽を一枚取り出した。

そして右手に魔力を集中させ、詩を詠う。

「この生きた証に僕の使いとして、一時の再生そして一時の生命を。息吹」

紋様が浮かんで手に持った羽を触れると、白い鳥が姿を現した。

「ちょっと待ってね。」

そういいながら、玄関先に置いてあったメモ帳とペンを借りて

『一年ぶりに帰ってきました。今は秋子さんの所に居ます。祐一。』と書いた。

「僕のお父さんとお母さんを探してこの紙を渡してね。では、よろしくね。」

紙を鳥の足にくくり付けて玄関から空に飛ばした。

「そういえば、始めからこうしていれば良かったね。ウィッシュ。」

『……そのまま凍死したかったらそうしていれば良かったかもな。』

「…そうだね。」

まだ、二人は固まったままだ。

「ねぇ、何に驚いているの?」

固まったままの二人に声をかける。そうしたら二人同時に質問して来た。

「精霊界って本当ですか?」

「祐一!さっきのは何!?何をしたの!?」

「……どっちを先に答えたほうが良いかな?秋子さん」

階段から降りてきたほうの秋子さんに向かって話しかける。

「祐一、極悪人だおー!」

「あらあら。」

極悪人といわれてしまった。祐ちんショック!

「とりあえず、大地では祐一さんが行方不明になってから7年経ってます。」

三つ編みの秋子さんが答えてれた。

「ふ−ん。7年。え?7年も経ってるの!?」

冗談だと思いたいが二人とも表情が真剣だ。

「多分原因は、精霊界と、大地では時の流れが違うせいだと思われます。」

「そうなんだ。知らなかったよ。名雪。」

「あらあら。」

「本当にわざとやってるでしょ!祐一の晩御飯は紅生姜!飲み物は紅生姜の絞り汁!」

「秋子さん。何言ってるんですか?」

「あらあら、祐一さん私が秋子ですよ。」

「え?」

三つ編みの秋子さんが答えてくれた。

「そうなの?」

階段から降りてきた名雪だと思われる人に声をかけた。

「そうだよ!」

階段から降りてきたのは名雪だったのか。

「ごめんなさい……」

『……そのくらい見分けがつくだろうに。最初にお母さんと言って階段から降りてきているのだから』

「気がついていたの?ウィッシュ。だったら何で教えてくれなかったの?」

『……そのくらい分かるだろう』

「気がつかなかったのに…ひどいなぁ……」

そんなやり取りをしていたら、不思議そうな顔をして質問してきた。

「ねぇ、祐一さっきから何独り言してるの?」

「え?僕はウィッシュと会話していただけだけど?」

「ウィッシュって、誰?」

「僕の守護せ……」

僕の守護精霊だよと言おうとして、言えなかった。

いきなりの背中の衝撃で僕の意識はブラックアウトしてしまったからだ。

 

場所はさっきから変わらずに、水瀬家、玄関である。ただ違いといえば、

祐一が玄関と壁の間に挟まれているのと、彼の両親が息を切らして帰宅した事くらいだろう。

 

「あら、姉さんにお義兄さん。お帰りなさい。」

「秋子!祐一は何処!」

「ゆ、祐一……」

「名雪ちゃんでもいいわ。祐一は何処!?答えないとただじゃ済まないわよ!」

姉さんはそういって右手に紋様を浮き上がらせていますね。

「姉さん落ち着いてください。」

「落ち着いていられるものですか!」

あらあら、祐一さんが扉に挟まれているのにも気がつかないなんて、やっぱり親子ですね。

「なぁ、有夏。扉に何か挟まってないか?」

あら、お義兄さんは気がつくのが早いですね。名雪が扉のほうにずっと目を向けていれば嫌でも気がつきますか。

「え?本当に?」

「あぁ。だって扉開ききってないだろ?」

「そういえばそうね。」

そろそろ祐一さんが可哀想になってきたので助けてあげましょうか。

「姉さん。」

「何よ秋子。」

かなり怒っていますね。

「祐一さんが扉に挟まって気絶してます。」

お姉さんの顔が一気に青ざめていきますね。事の重大さに気がついたのでしょうか。

「あ、有夏、早いとこ救出してやらないと。」

さすが、お義兄さん。立ち直りが早いですね。

「そ、そうね。祐治。」

さて、感動の再会とは行きませんでしたけど、リビングでお茶の用意でもしましょうか。

「名雪。お茶の準備をするから手伝って。」

「え?でも大丈夫かな?」

「二人に任せておけば大丈夫よ。姉さん、リビングに来てくださいね。」

名雪を連れてリビングに移動しましょう。

「名雪。今日は何が飲みたい?」

「なんでもいいよ。」

「じゃあロシアンティーがいいかしら?」

名雪の体がぴくりと動きました。何に慌ててるのかしら?

「あ!私ミルクティーが良いな。お母さん良いかな?」

新しいジャムがあるのに。ちょっと残念ですけど。

「了承」

さて、姉さん達が来る前に一通り準備を済ましてしまいましょう。

 

場所はリビングに移る。ソファーで祐一が横たわっていて、その横に有夏さんが座っている。

その前に祐二さん。その右前に秋子さん。テーブルを挟んで名雪が座っている。

 

声が聞こえる。

「姉さんと義兄さん。何を飲みますか?」

「何でもいいけど。」

「有夏に同じく。」

「じゃあロシアンティーで良いですね?」

「「や、やっぱり、レモンティーがいいな!」」

「そうですか……では用意します。」

何を慌ててるか分からないけど、まだ眠いからこのままでいよう。

「ところで秋子。この子、何処から帰ってきたの?」

「それが、精霊界とか。詳しい事を聞く前に姉さんが帰ってきたので詳しいことは分からないんです」

「そう。なら、起きてから聞きましょうか。」

「姉さん。服装とか、そういう事には変化は無いのですか?」

「まず服装は変わっているわね。左手の包帯みたいなものも巻いた事は無いわ。」

「左手の包帯は外せないのですか?」

「外そうとしても外れないのよ。」

「ねぇ、有夏さん。祐一って独り言を言う癖があるの?会話してたみたいだけど。」

「名雪ちゃんは知らなかったわね。祐ちゃんには精霊が見えるのよ。」

「私達のお母さんには精霊が見えたみたいなの。名雪。多分その血を引いてるからでしょうね。」

「お母さん達には見えるの?」

「私達は残念ながら契約した精霊以外見えないわ。祐ちゃんには見えるだけではなく話せるみたいだけどね。」

「ちなみに俺も見えないからな。名雪ちゃん」

うーん。そうだったのか知らなかった。みんなには見えていなかったのか。

『……主よ。鈍いにも程があるぞ。』

「鈍いってひどいなぁ。ウィッシュ。」

体を起こしながら、ウィッシュに文句を言う。

「「祐ちゃん(祐一)!気がついたの(か)?」」

「うん。お父さん、お母さん。ただいま。それと、とても痛かったよ。」

「「あ、はは……」」

「祐一さん。精霊界に居たって言うのは本当ですか?」

「僕以外には精霊しかいなかったし、統治してた精霊も精霊の国だって言っていたよ。」

「そうですか。では左手の包帯みたいな物は何でしょうか?」

「これはね。精霊の女王様がお守りだって。だから外してはいけないんだって。」

実際には違うんだけど。母さん達を心配させたくないからね。

「ねぇ、眠いんだけど寝て良い?」

疲れているし、何より安心したのかすごく眠たい。

「えぇ。良いわよ。ところで何処にこの子寝かせれば良いかしら?」

「名雪の部屋の隣に空き部屋がありますからそこで良いですか?姉さん」

「なら、祐ちゃん。そこで寝てちょうだい。」

「うん。おやすみなさい。お父さん。お母さん。」

そういってそのまま僕は寝てしまった。

 


技・奇跡の力説明

 

悲魂葬送

鉱物等の無機質に巣食った魔の因子を無害な存在に変換する奇跡の力。

ただし、意識の無い無機質にしか効果は無い。その上、詠唱時間が長い。

 

ヒーリング

詠唱無しで行使できる力。

ただし詠唱が無い分は威力は低い上に力も 詠唱するよりも多く魔力を消費する。

 

息吹

何かを元に一時的に擬似的な生命と記憶を再生させる。

あくまでも一時的にである。役目が終わるもしくは、力の効果が切れると元の物に戻ってしまう。

 

 

 

魔物説明

 

魔の因子

魔物を作る原因。

因子が一定の大きさになると回りの何かを巻き込んで魔物になる。

 

魔道ゴーレム

魔の因子が岩・土や金属、雪に巣食って現れた魔物。

ゴーレムには武器はあまり効かない。体を斬ってもすぐに再生してしまう。

ゴーレムの核つまり魔の因子を斬る、又は砕けば効果はあるが因子の場所は各ゴーレムによって異なる。

よって、奇跡の力で体や武器に付加効果をつけるタイプの人には苦手な分類に入ってしまう。

 

 

 

登場人物説明

 

相沢祐一

守護精霊:祝福 ・ 能力:再生・変換 ・ 媒介:右手が触れれるもの

 小さい頃に森で妹と遊んでいるときに戦争が始まりそれに巻き込まれて、

何も出来ずに、妹を目の前で殺されてしまった経験がある。そのときの後悔。

そして近くに居て一緒に襲われた狼の子供をかばって瀕死の重症を被った。

それを見ていた祝福の精霊に認められて祝福の精霊と契約。その能力で体と狼を回復し、

妹の治療しようとしたが手遅れだった。妹を両親と埋葬後、町に戻った。祐一には埋葬した所しか記憶に無い。

戻ってから、北の国の神遠に、家族ともども移住するが、そこで戦争に巻き込まる。

戦争で、父親をかばおうとして父親の代わりに異世界に飛ばされてしまう。

飛ばされた先は精霊界。紛れ込んだ人間は祐一のこと。

時間の流れの違う精霊界で生活していたために祐一は肉体年齢は10歳である。

精神年齢もかなり低い。大地では7年間行方不明になっている。

両親の良いところを引く継ぎかなり特別な才能が有る。精霊が見える少ない人間のうちの一人。

 

 

水瀬秋子

守護精霊:聖水 回路の位置:両手の手のひら 能力:媒介操作 媒介:液体なら何でも

 水瀬名雪の母親で相沢有夏の妹。神遠の国の守護者を務める女性。守護者の中では

月宮美晴(つきみやみはる)川澄冬葵(かわすみあおい)姉の相沢有夏。そして、水瀬秋子の 4人で「四季」個人ではいつも微笑みを絶やさない事から「微笑みの秋」の二つ名で呼ばれている。

趣味はジャム作り。料理の腕は一級品。謎ジャムは皆に敬遠される。

精霊は代々水瀬家に受け継がれてきたものと契約している。

 

 

相沢祐治

守護精霊:鉱石 回路の位置:胸 能力:媒介の変質 媒介:剣・鎧

 相沢祐一の父親で相沢有夏の夫。神遠の国の守護者を務める男性。守護者の中では

その戦いに関する姿勢から二つ名として「折れない剣」と呼ばれている。世界屈指の剣士。

祐一に武術の基本的な事を仕込んだ人。意外にも料理も出来る。

精霊は青年時代に修行していた山の中で知り合ったお爺さんから受け継いだ。

 

 

相沢有夏

守護精霊:竜 回路の位置:右手のひら 能力:召喚 媒介:杖

 相沢祐一の母親で相沢祐治の妻。神遠の国の守護者を務める女性。

守護者の中では 月宮美晴(つきみやみはる)川澄冬葵(かわすみあおい)妹の水瀬秋子。そして相沢有夏の 4人で「四季」個人的には戦いのスタイルから「不動の夏」の二つ名で呼ばれている。

料理は出来ないが、手先は器用で裁縫が得意。変わった趣味を持つ。

相沢家に精霊と契約できる人が居なかったために、(既に祐治が契約していたせいもあって)

精霊は代々相沢家に受け継がれてきたものと契約している。夫の祐治を差し置いて相沢家当主。

 


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柊の感想

ゆーろさんから 『精霊と人の詩 第一話』 戴きました。

ナ、ナント……ゆ、祐一が……!?

10歳祐一バンザ〜ヰ! ←アフォ

所々に笑いが散りばめてあって非常によかったです。

とても柊には書けません…… _| ̄|○ ←打ちひしがれる柊の図

 

ゆーろさんありがとうございました。

 

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